

この言葉の代表的な英訳は「wasteful」だが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。
TOEIC915点で、海外経験も多いライターさくらを呼んだ。一緒に「もったいない」の英訳や使い方を見ていくぞ。

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/さくら
子供の頃から海外に興味を持ち、大学は英文科へ。留学、ワーキングホリデー、日本語教師などの海外経験を持ち、三ヶ国語を話す。日常で使う表現を得意とする。
「もったいない」の意味と使い方は?
それでは、「もったいない」の日本語の意味と使い方をまずは見ていきましょう。
「もったいない」の意味
「もったいない」は本来、漢語に由来する言葉で「妥当ではない」「扱いが不当だ」などという意味から転じて現在の意味になりました。「もったいない」には、主に次のような意味があります。
1.有用なのにそのままにしておいたり、むだにしてしまったりするのが惜しい。
2.身に過ぎておそれ多い。かたじけない。
3.不都合だ。ふとどきだ。もってのほかだ。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「もったいない」
「もったいない」の使い方・例文
日常で使う頻度が高いのは1の意味ですね。3の意味は古語で用いられる意味ですが、現代で使うことは少ないでしょう。
次に「もったいない」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.ここであなたの能力を埋もれさせておくなんて、もったいない。
2.こんな高価なもの、私にはもったいないです。
3.あはれ、もったいなき主(ぬし)かな。
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