この記事では「キャッチボール」の英語表現について解説する。

この言葉の代表的な英訳は「catch」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。

個別指導塾で受験生の指導経験が豊富なライターさとみあゆを呼んです。一緒に「キャッチボール」の英訳や使い方を見ていきます。

ライター/さとみあゆ

個別指導塾で多くの受験生を指導してきた経験を持つ。そのノウハウを駆使し、受験生だけでなく社会人にも「使える英語」を伝授する。

「キャッチボール」の意味と使い方は?

「キャッチボール」は野球やソフトボールの基礎練習の一つです。必要な道具はボールとグローブだけという手軽さから、ひと昔前には公園などでよく「キャッチボール」をする姿を見ることができました。

それでは、「キャッチボール」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。

「キャッチボール」の意味

一般的に「キャッチボール」と言えば、ボールを投げ合うトレーニングや遊びを指しますが、必ずしもそれだけではありません。

「キャッチボール」には、次のような意味があります。

[名](スル)《(和)catch+ball》
1 野球のボールを投げ合うこと。簡単な送球・捕球の練習。
[補説]英語ではcatch

2 バレーボールで、ボールがプレーヤーの手や腕に静止する反則。ホールディング。

3 《1から転じて》渡したり受け取ったりすること。やりとり。「言葉のキャッチボール」「心のキャッチボール」

出典:デジタル大辞泉(小学館)「キャッチボール」

「キャッチボール」の使い方・例文

「キャッチボール」と言えば野球を連想する人が多いと思いますが、ボールを互いに投げ合うことから、言葉のやりとりなどという意味でも使われることがあります

次に「キャッチボール」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.子供の頃はよく、お父さんと公園でキャッチボールをしたものだ。
2.バレーボールでボールの動きを止めてしまうのは、ホールディングやキャッチボールと呼ばれる反則です。
3.自分の考えを一方的に主張するだけでは、会話のキャッチボールにならない。

\次のページで「「キャッチボール」の英語での表現は?」を解説!/

「キャッチボール」の英語での表現は?

image by iStockphoto

日本語の意味と使い方を復習したところで、いよいよ英語での表現を見ていきましょう。

「catch」と「ball」の組み合わせたものが「キャッチボール」ですが、実は意外なことに英語圏では使われていない和製英語です。

「キャッチボール」の英語表現

「キャッチボール」は英語では「catch」といい、「キャッチボールをする」という時には「play」を伴い「play catch」といいます。誰と「キャッチボール」をするかを表現したい時は「with」を使い、「play catch with ~」と言えばいいでしょう。

野球に関する用語にはカタカナが多いのですが、なぜかその多くが和製英語です。ネイティブに「catch ball」と言っても、「ボールをつかむ」という意味に解釈されてしまうことの方が多いかもしれません。

1.Do you want to play catch with me?
僕とキャッチボールやらない?

2.I used to play catch with my father in the vacant lot nearby.
よく父と近所の空き地で、キャッチボールをしたものです。

3.Don't play catch in this park.
この公園ではキャッチボールをしてはいけません。

「catch」と似たような英語表現・フレーズは?

よく「野球」と「ベースボール」は違うと言われます。明治時代に日本に伝わった野球が長い年月を経て、日本独自の発展を遂げたのがその理由です。

野球に関する言葉にも、日本独自の和製英語が「キャッチボール」以外にもたくさんあります。そこで代表的なものをいくつか見ていきましょう。

野球に関する和製英語「ナイター」「ファインプレー」「ゲームセット」

まず「ナイター」です。これは夜間に照明を使って行われるゲームを指しますが、英語では「night game」と言います。最近はメジャーリーグに在籍する日本人プレーヤーも多いためか、日本でも「ナイトゲーム」と言うことが増えましたね。

捕れそうにもない難しい打球を捕球するような素晴らしいプレーのことを、日本語では「ファインプレー」と言います。「fine play」でも十分通じそうですが、英語では「beautiful catch」が一般的。

「試合終了」を意味する「ゲームセット」も実は和製英語です。「That’s the ball game」というフレーズが使われますが、この場合の「That's~」には「以上」「おしまい」などという意味があります。「game set」というと「旅行セット」「習字セット」のように、「ゲームのための用具一式」という意味に勘違いされるかもしれません。

\次のページで「「キャッチボール」を英語で言ってみよう」を解説!/

1.Did you enjoy watching the night game?
ナイター観戦は楽しかった?

2.What a beautiful catch!
なんというファインプレーだ!

3.That's the ball game. They won five to three.
ゲームセットだ。彼らは5対3で勝った。

「キャッチボール」を英語で言ってみよう

この記事では「キャッチボール」の意味・使い方・英訳を説明しました。最近ではメジャーリーグの公式戦が日本で開催されるようなこともありますが、野球用語に関しては意外なほど「和製英語」が使われています。ネイティブと野球について話すときは注意してください。またイギリスでは野球に似たクリケットというスポーツの人気が高く、野球に興味のある人はかなりの少数派です。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
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英訳英語

【英語】「キャッチボール」は英語でどう表現する?「キャッチボール」の英訳や使い方・事例を専門家がわかりやすく解説!

この記事では「キャッチボール」の英語表現について解説する。

この言葉の代表的な英訳は「catch」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。

個別指導塾で受験生の指導経験が豊富なライターさとみあゆを呼んです。一緒に「キャッチボール」の英訳や使い方を見ていきます。

ライター/さとみあゆ

個別指導塾で多くの受験生を指導してきた経験を持つ。そのノウハウを駆使し、受験生だけでなく社会人にも「使える英語」を伝授する。

「キャッチボール」の意味と使い方は?

「キャッチボール」は野球やソフトボールの基礎練習の一つです。必要な道具はボールとグローブだけという手軽さから、ひと昔前には公園などでよく「キャッチボール」をする姿を見ることができました。

それでは、「キャッチボール」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。

「キャッチボール」の意味

一般的に「キャッチボール」と言えば、ボールを投げ合うトレーニングや遊びを指しますが、必ずしもそれだけではありません。

「キャッチボール」には、次のような意味があります。

[名](スル)《(和)catch+ball》
1 野球のボールを投げ合うこと。簡単な送球・捕球の練習。
[補説]英語ではcatch

2 バレーボールで、ボールがプレーヤーの手や腕に静止する反則。ホールディング。

3 《1から転じて》渡したり受け取ったりすること。やりとり。「言葉のキャッチボール」「心のキャッチボール」

出典:デジタル大辞泉(小学館)「キャッチボール」

「キャッチボール」の使い方・例文

「キャッチボール」と言えば野球を連想する人が多いと思いますが、ボールを互いに投げ合うことから、言葉のやりとりなどという意味でも使われることがあります

次に「キャッチボール」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.子供の頃はよく、お父さんと公園でキャッチボールをしたものだ。
2.バレーボールでボールの動きを止めてしまうのは、ホールディングやキャッチボールと呼ばれる反則です。
3.自分の考えを一方的に主張するだけでは、会話のキャッチボールにならない。

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