
元老院の議席を獲得
財務官となってからヒスパニアへ遠征した時にアレクサンドロスを見て、彼と同じ年齢になったのに何も出来ていない自身を攻めていました。しかしこの自身の言葉で見つめ直し偉業を達成するために奮起していきます。
ところがカエサルは悪夢を見てしまい、精神状況が悪くなっていきましたが占い師からの助言で自信を取り戻していき財務官の任務を全うしていきました。そしてヒスパニアからローマへ戻ると財務官の任期を満了し、閥族派の元老院の議席を獲得していきます。
議席を得たことで民衆派でありながら、閥族派にも属していきスッラの孫娘にあたるポンペイアと婚約して裕福だったため自身の野望のために財産を使用していきました。
陰謀の対処に追われる
野心のために行動していた時期に、ローマに対して行っていた陰謀の疑いをかけられていきました。ローマ市民権を持たない人達を蜂起を示唆したこと、ローマ自体を自身の物にするための計画をしていきましたが二つとも未遂に終わっていきます。
上級按察官に赴任し元老院の議員を民衆派を殺害した容疑で、告発していきましたが護民官が戦時収集したことで判決がうやむやになってしまいますが最高紙祇官の席が空き立候補していきました。カエサル以外にも立候補者が二名いましたが、持ち前の弁舌によって市民から当選され見事、最高紙祇官になっていきます。
当選したのも束の間でルキウス・セルギウス・カティリナ一家がローマ転覆を計画していき元老院の中でも互いに転覆に加担した者がいるといい疑い掛け合い対処に追われていくカエサルでした。
元老院に対抗する力
属州提督に任命されてローマ軍を率いて部族を討伐していき服属していなかった部族は臣従させていきます。各地を平定させてローマへ戻ると元老院達はカエサルに対して不満を持ち始めていました。
この不満に賛同してくれたポンペイウスと手を結び執政官へとなっていき元老院と対立するためにポンペイウスとクラッススと協力していきます。これにより元老院に対抗出来る政治勢力となっていき禁止とされていた農地法を確立させて全元老院議員に誓約させていきました。
執政官の後に再び属州提督に任命されていくと部族がローマ属州を通過しようと願い出るも断ったことでガリア人との戦争へと発展していきます。
ガリア戦争
ガリア戦争へ突入していくとゲルマン人やベルガエ人と戦い制圧していき、ポンペイウスとクラッススと話し合い属州提督の任を五年延長すること決まりました。紀元前56年にはゲルマン人の反撃に合いましたが撃退していき紀元前55年からは、現在のケント州にあたるブリタンニア国へ二度侵攻していきましたが制圧することが出来ずに失敗に終わります。
ガリア戦争で最大の戦いとなるのがアルウェルニ族との戦いでアレシアで行われていきアルウェルニ族は守備を固めていきました。アレシアはライン川を二本挟んだ小高い丘にあり、要塞都市だったためカエサルは力技で攻めるのではなく総全長21kmに及ぶ包囲戦を敷き補給路断ち兵糧攻めをしつつ交戦出来る準備をしていきます。
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