化学

海好きなら知っておきたい「潜水病」について元塾講師が解説

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潜水病の原因となる窒素はこうして体内に取り込まれるというのがわかったな。しかし水圧と窒素の気泡化にどんな関係があるんだ?

image by Study-Z編集部

陸上では空気(大気)による圧力があるように、水中でも水による圧力(水圧)がかかります。10m深く潜るごとに1気圧ずつ体にかかる水圧は増していき、身をもって息苦しさを感じることでしょう。地上には大気圧1気圧の重さがのしかかっていますね。水中では水面までにかかる大気圧1気圧に加え、水深に応じた水圧がかかるので、地上とは比較にならないほどの圧がかかるのです。

窒素が気泡化する理由を簡単に説明してみましょう。ダイビング中にはぎゅっとおさえられていた窒素が海水面近くまで浮上することによってその力がなくなり、一気に体積を増やす、つまり気泡化してしまうということです。

例を挙げて解説していきます。

2.例を使って考えてみよう

「浅瀬と深海の水圧の差??」という人は、具体的な例で考えてみましょう。

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圧力についてはこの記事をチェックしておこう。

2-1.カップラーメン

理科の資料集に深度毎のカップラーメンの大きさの変化を示した写真が載っていませんか?深いところに行くほど、圧力で押しつぶされてしまったことを表すものです。一度潰れてしまったカップラーメンを元のカタチに戻すのは難しいものの、気体のようにもっと自由にカタチを変えるもので想像してみましょう。深いところで押し込められて小さくなっていたものが急浮上したら、水圧という力がなくなってその体積を一気に増やすのがわかりますよね。これが窒素が気泡化する要因です。

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Ayumi05