この記事では英語の重要項目「5w1h」ついて詳しく解説する。

「5w1h」は端的に言えば疑問詞を表した言葉ですが、3つの用法さえ覚えればあっという間にマスターできるぞ。

国立大文学部卒業で、現役の英語講師でもあるライターすけろくを呼んです。さあ「5w1h」攻略の授業を始めようか。

ライター/すけろく

現役英語講師として数多くの生徒を指導している。その豊富な経験を生かし、難解な問題を分かりやすく解説していく。

「5w1h」の意味・用法とは?

image by iStockphoto

「5w1h」とは、when(いつ)・where(どこで)・who(だれが)・what(何を)・why(なぜ)の「5w」に、how(どのように)の「1h」を加えて総称したものです。「5w1h」は、通常「ごダブリュ・いちエイチ」と発音されます。

これらは主要な疑問詞をまとめたもので、相手と上手に意思の疎通を図るには欠かせない存在です。つまり、話をする(文章を書く)際には「5w1h」を過不足なく用いることで相手に自分の考えを正しく伝えることができます。

逆に、話を聞く(文章を読む)際には、「5w1h」を意識しながら聞く(読む)ことが必要不可欠です。また、相手に質問する際には「5w1h」の何が欠けていたのかをきちんと把握した上でお行うことが求められます。

では、「5w1h」(=疑問詞)の具体的な用法についてそれぞれ見ていきましょう。

#1 直接疑問文で用いる「5w1h」

「5w1h」(=疑問詞)といえば、疑問文の文頭で用いるイメージを持っている人は少なくないことでしょう。このタイプの疑問文は直接疑問文と呼ばれ、相手の人に対してダイレクトに答えを求める際に用いられます。

それでは、いくつかの例文で確認しておきましょう。

When did your brother arrive at Tokyo?
あなたのお兄さんは、いつ東京に着いたの。

Where are you going to go camping this weekend?
今週末は、どこへキャンプに出かけるのですか。

Who on earth will be the next chairperson?
一体、次の議長にはだれがなるのでしょうか。

#2 間接疑問文で用いる「5w1h」

続いて、「5w1h」間接疑問文で用いられる場合を紹介します。間接疑問文では、疑問詞を文頭で用いることはありません。

むしろ、一般動詞の目的語として文中で用いられるのが通常です。さらに、相手に対してダイレクトに答えを求めるのではなく、間接的に(または婉曲的に)答えを求めていきます。

あるいは、文全体が肯定文や否定文の場合は、相手に答えを求めていないことすら珍しくはありません。では、例文を見てみましょう。

Do you know what we should do next?
次に我々が何をすべきかご存じでしょうか。

Please tell me why you were late for the meeting.
なぜ会合に遅れたのか、私に教えてください。

I wonder how he knew that.
彼はどのようにしてそのことを知ったのだろうか。

\次のページで「不定詞を従えて用いる「5w1h」」を解説!/

#3 不定詞を従えて用いる「5w1h」

間接疑問文と似た使われ方をするものに、不定詞を従えて用いるものがあります。この用法は、俗に「疑問詞 + to」と呼ぶのが一般的です。

「疑問詞 + to」は、主に疑問詞の意味に「~すればよいか」「~するべきか」を加えて訳されます。文中では、間接疑問詞と同様に一般動詞の目的語として用いられるのが一般的です。

それでは、こちらも例文でしっかりと確認しておきましょう。

I didn't know what to say at that time.
私は、そのとき何と言ったらよいか分からなかった。

Will you tell me how to use the computer?
私にそのコンピュータの使い方を教えてくれないか。(=どのように使えばよいか)

Let me know when and where we will meet.
いつどこで待ち合わせるのか知らせてね。

「5w1h」はコミュニケーションの要!

「5w1h」は、コミュニケーションを図る上で非常に大切な役割を果たします。相手に伝えたいとき、相手から伝えられたいとき、「5w1h」がきちんとそろっていれば何も心配することはありません。

とはいえ、運用する際には何も難しく考える必要はないでしょう。一つ一つは短い文で構わないですから、相手にきちんと伝わるように書く(話す)ことを心がけましょう。

もし、相手が「5w1h」のいずれかを忘れていたら、遠慮なくたずねてみてください。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
" /> 英語速攻攻略を目指す!「5w1h」について現役英語講師がわかりやすく解説 – ページ 2 – Study-Z
英語の勉強法

英語速攻攻略を目指す!「5w1h」について現役英語講師がわかりやすく解説

#3 不定詞を従えて用いる「5w1h」

間接疑問文と似た使われ方をするものに、不定詞を従えて用いるものがあります。この用法は、俗に「疑問詞 + to」と呼ぶのが一般的です。

「疑問詞 + to」は、主に疑問詞の意味に「~すればよいか」「~するべきか」を加えて訳されます。文中では、間接疑問詞と同様に一般動詞の目的語として用いられるのが一般的です。

それでは、こちらも例文でしっかりと確認しておきましょう。

I didn’t know what to say at that time.
私は、そのとき何と言ったらよいか分からなかった。

Will you tell me how to use the computer?
私にそのコンピュータの使い方を教えてくれないか。(=どのように使えばよいか)

Let me know when and where we will meet.
いつどこで待ち合わせるのか知らせてね。

「5w1h」はコミュニケーションの要!

「5w1h」は、コミュニケーションを図る上で非常に大切な役割を果たします。相手に伝えたいとき、相手から伝えられたいとき、「5w1h」がきちんとそろっていれば何も心配することはありません。

とはいえ、運用する際には何も難しく考える必要はないでしょう。一つ一つは短い文で構わないですから、相手にきちんと伝わるように書く(話す)ことを心がけましょう。

もし、相手が「5w1h」のいずれかを忘れていたら、遠慮なくたずねてみてください。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
1 2
Share: