この記事では「さて」の英語表現について解説する。

この言葉の代表的な英訳は「now」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。

国立大文学部卒業で、現役の英語講師でもあるライターすけろくを呼んです。一緒に「さて」の英訳や使い方を詳しく見ていきます。

ライター/すけろく

現役英語講師として数多くの生徒を指導している。その豊富な経験を生かし、難解な問題を分かりやすく解説していく。

「さて」の意味と使い方は?

それでは、「さて」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。

「さて」の意味

「さて」には、次のような意味があります。

【接続詞】
1.それまでの話をきりあげ、別な話題に移る意を表す語。ところで。
2.これまでの話を受けて、次の話に続けていく語。そうして。それから。

【感動詞】
1.感心したり驚いたりしたときに発する語。
2.次の行動に移ろうとするときに発する語。

出典:大辞林 第三版(三省堂)「さて」

「さて」の使い方・例文

次に「さて」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

【接続詞】
1.さて、みなさんは宇宙といえば何を想像されますか。
2.さて、一行はようやく目的地に到着することができました。

【感動詞】
1.さて、私はいったいどのくらい眠り続けていたのだろうか。
2.さて、そろそろ出発するかな。

\次のページで「「さて」の英語での表現は?」を解説!/

「さて」の英語での表現は?

image by iStockphoto

日本語の意味と使い方を復習したところで、いよいよ英語での表現を見ていきましょう。

「さて」の英語表現

「さて」は、一般的に話題を切り替えたいときに用います。この用法の「さて」にいちばん近い英語表現は、「now」でしょう。

「now」も「さて」と同様に文頭で用いられます。また、「and now」の形で用いられることがあることも覚えておきましょう。

Now, let's talk about the issue.
さて、その件について話し合いましょう。

Now, who can run faster, you or I?
さて、君と僕のどちらの足が速いって?

And now, let's get down to business.
さて、仕事の話に入りましょうか。

「さて」と似たような英語表現・フレーズは?

最後に英語で使われる同じような意味を持つ表現を見ていきましょう。

似た表現その1「ところで」

言い回しは異なりますが、「ところで」も「さて」と同じように話題を転換する効果が期待できるでしょう。「ところで」を表す代表的な英語表現は「by the way」です。

ときには、ネットの世界を中心に「BTW」と略して表記されていることもありますので、心に留めておくとよいでしょう。また、その他の表現方法は例文の中で一緒に押さえておいてください。

\次のページで「似た表現その2「閑話休題」」を解説!/

By the way, how's your father?
ところで、お父さんはお元気ですか。

Now then, look at these rings.
ところで、これらの指輪を見てごらんよ。

So, where do you come from?
ところで、君はどこの出身だったっけ。

似た表現その2「閑話休題」

「閑話休題」は、「かんわきゅうだい」と読みます。この四字熟語もまた「さて」と同様に話題を変える際に用いられる表現です。

話題が脱線してしまったときなどに、話を本筋に戻す役割があります。「それはさておき」「むだな話はさておいて」なども同様の意味を表すことばです。

But I digress.
閑話休題。(形式的に)

To return from the digression, we will proceed the actual topic.
閑話休題、我々はこれから本題へと入ります。

Back on topic, what should I do next?
閑話休題、次は何をすべきだろうか。

接続詞や接続副詞は、いわば英会話における「潤滑油」のようなものです。

適切なシーンで適量を用いれば、言葉のやりとりをスムーズに行うことができます。

「さて」を英語で言ってみよう

この記事では「さて」の意味・使い方・英訳を説明しました。「さて」は、日常会話からビジネスシーンまで実に幅広く用いられる表現です。

それは、日英の双方ともにいえることでしょう。ちょっとしたつなぎの言葉として「さて」をさりげなく言えたら、素敵だと思いませんか。

今回教わった表現をきちんと自分のものにして、英語でのスムーズなやりとりを実現していきましょう。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
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英訳英語

【英語】「さて」は英語でどう表現する?「さて」の英訳や使い方・事例を専門家がわかりやすく解説!

この記事では「さて」の英語表現について解説する。

この言葉の代表的な英訳は「now」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。

国立大文学部卒業で、現役の英語講師でもあるライターすけろくを呼んです。一緒に「さて」の英訳や使い方を詳しく見ていきます。

ライター/すけろく

現役英語講師として数多くの生徒を指導している。その豊富な経験を生かし、難解な問題を分かりやすく解説していく。

「さて」の意味と使い方は?

それでは、「さて」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。

「さて」の意味

「さて」には、次のような意味があります。

【接続詞】
1.それまでの話をきりあげ、別な話題に移る意を表す語。ところで。
2.これまでの話を受けて、次の話に続けていく語。そうして。それから。

【感動詞】
1.感心したり驚いたりしたときに発する語。
2.次の行動に移ろうとするときに発する語。

出典:大辞林 第三版(三省堂)「さて」

「さて」の使い方・例文

次に「さて」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

【接続詞】
1.さて、みなさんは宇宙といえば何を想像されますか。
2.さて、一行はようやく目的地に到着することができました。

【感動詞】
1.さて、私はいったいどのくらい眠り続けていたのだろうか。
2.さて、そろそろ出発するかな。

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