前置詞 for はよく使われる単語ですが、やはり前置詞はもとの意味となるイメージをつかんでおきたい。for の場合は、基本に「方向」と「時間」のイメージがあり、さらに特徴のある表現や複数の単語で構成される表現もあるぞ。

10数年間、中高生に英語を指導しているライターヤマトススムと一緒に解説していきます。

ライター/ヤマトススム

10数年の学習指導の経験があり、とくに英語と国語を得意とする。これまで生徒たちを難関高校や難関大学に導いてきた。

for の基本表現

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前置詞 for には、基本表現としての使い方があります。for には、「方向」や「時間」についての意味合いを持っていますが、その特徴を例文とともに見ていきましょう。

方向を表す for

まずは、方向を表す for についての説明です。使い方としては、for の後ろに「目標」や「目的」をおきます。「目的地」をおくと起点となる場所にいてどこに向かって出発するのかという方向を示して「…行きの、…に向かって」という表現になりますよ。

また、ものや人をおくと「…のために、…を求めて」という意味です。人をおく場合は「SVOO = SVO to/for 人」などの文でよく使われますね。

That is the train for Hakata.
あれは博多行きの電車です。

She went to the stationery shop for the eraser.
彼女は消しゴムを買うために文房具店に行った。

He bought a birthday present for his mother.
彼は母に誕生日プレゼントを買った。

時間を表す for

次に、時間を表す for についての説明です。for は時間の表現として期間を表し、後ろに時間の長さを示す単語をおきます。「during(…の間)」と比較されることがありますが、during は初めからわかっているような特定の期間について使われますよ。

He has been in London for two months.
彼は2ヶ月間ロンドンにいる。

Mary went to Tokyo during summer vacation.
メアリーは夏休みの間東京へ行った。

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for の応用表現

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for の基本表現に加えて、特徴のある表現や複数の単語でひとつの前置詞のように使う表現があります。その中でも代表的なものをチェックしていきましょう。

特徴のある for の使い方

先に、特徴のある for の表現について見ていきましょう。「…の代わりに、…を代表して」など代理や代用のニュアンスを含む意味があります。そのほか、「…に賛成して、…を支持して」などの意味を持つ表現もありますよ。

She used the organ for the piano.
彼女はピアノの代わりにオルガンを使った。

We all are for your suggestion.
私たちみんなはあなたの提案に賛成である。

複数の単語で使う for

最後に、複数の単語を一つのカタマリとして使う表現や用法を見ていきましょう。「for the purpose of(…する目的で、するために)」や「for the sake of(…のために)」などがあります。いずれも後ろには名詞や動名詞をおきますよ。

He is on exchange for the purpose of studying medical science.
彼は医学を勉強する目的で留学中だ。

She wants to start something for the sake of her health.
彼女は健康のために何かを始めたいと思っている。

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for は「方向」と「時間」と特徴のある表現があることを覚えておこう!

今回の記事では、for のさまざまな意味の違いや使い方について見てきました。意味においては、「方向」はこれから場所や相手に歩み寄るようなニュアンスととらえることができます。

使い方では、for 単独でも、複数の単語の場合でも、直後に置くのはは名詞です。動詞をおきたい場合は、動名詞に変えておくことになります。前置詞全般に共通する位置関係ですね。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
" /> 【英語】前置詞 for 使い方を現役塾講師がわかりやすく解説!for の基本は「方向」と「時間」 – Study-Z
英語の勉強法

【英語】前置詞 for 使い方を現役塾講師がわかりやすく解説!for の基本は「方向」と「時間」

前置詞 for はよく使われる単語ですが、やはり前置詞はもとの意味となるイメージをつかんでおきたい。for の場合は、基本に「方向」と「時間」のイメージがあり、さらに特徴のある表現や複数の単語で構成される表現もあるぞ。

10数年間、中高生に英語を指導しているライターヤマトススムと一緒に解説していきます。

ライター/ヤマトススム

10数年の学習指導の経験があり、とくに英語と国語を得意とする。これまで生徒たちを難関高校や難関大学に導いてきた。

for の基本表現

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前置詞 for には、基本表現としての使い方があります。for には、「方向」や「時間」についての意味合いを持っていますが、その特徴を例文とともに見ていきましょう。

方向を表す for

まずは、方向を表す for についての説明です。使い方としては、for の後ろに「目標」や「目的」をおきます。「目的地」をおくと起点となる場所にいてどこに向かって出発するのかという方向を示して「…行きの、…に向かって」という表現になりますよ。

また、ものや人をおくと「…のために、…を求めて」という意味です。人をおく場合は「SVOO = SVO to/for 人」などの文でよく使われますね。

That is the train for Hakata.
あれは博多行きの電車です。

She went to the stationery shop for the eraser.
彼女は消しゴムを買うために文房具店に行った。

He bought a birthday present for his mother.
彼は母に誕生日プレゼントを買った。

時間を表す for

次に、時間を表す for についての説明です。for は時間の表現として期間を表し、後ろに時間の長さを示す単語をおきます。「during(…の間)」と比較されることがありますが、during は初めからわかっているような特定の期間について使われますよ。

He has been in London for two months.
彼は2ヶ月間ロンドンにいる。

Mary went to Tokyo during summer vacation.
メアリーは夏休みの間東京へ行った。

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