英語速攻攻略を目指す!「neither」の使い方を現役英語講師がわかりやすく解説
「neither」は「両方とも~ない」を表す単語ですが、関連語の「both」や「either」とセットで覚えれば、あっという間にマスターできるぞ。
国立大文学部卒業で、現役の英語講師でもあるライターすけろくを呼んです。さあ「neither」攻略の授業を始めようか。
ライター/すけろく
現役英語講師として数多くの生徒を指導している。その豊富な経験を生かし、難解な問題を分かりやすく解説していく。
「neither」の意味・用法とは?
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「neither」の表す基本的な意味は「両方とも~ない」で、これは「both」の表す「両方とも~だ」の意味とはちょうど正反対です。また、関連語の「either」は「どちらか一方」を表しています。
このように「neither」の意味・用法を覚えるときは、「both」や「either」も絡めていくと効率的でしょう。
「neither」には代名詞・形容詞・副詞としての用法が存在します。では、それらをひとつずつゆっくりと見ていくことにしましょう。
#1 代名詞としての「neither」
「neither」には代名詞としての用法があります。この場合、「neither of ○○」の形で使われやすいのが特徴です。
もちろん、「neither」単独で用いることもできます。また、「not … either」は「neither」とほぼ同義です。
では、例文を見ていきましょう。
I knew neither of the students.
(= I didn’t know either of the students.)
私は、その学生を二人とも知らなかった。
Neither of them is from USA.
彼らは、二人ともアメリカの出身ではない。
I like neither.
(= I don’t like either.)
どちらも好きじゃないな。
#2 形容詞としての「neither」
「neither」は、形容詞としても用いることも可能です。つまり、直後の名詞を修飾することもできます。
この場合、修飾できるのは単数形の名詞のみなので注意しておきましょう。主な訳し方は「どちらの○○も…ない」です。
では、例文で確認してみましょうか。
Neither man was not able to speak Japanese.
どちらの男も、日本語を話すことができなかった。
I have heard neither story.
私は、どちらの話も聞いたことがない。
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