この記事では「物議を醸す」の英語表現について解説する。

この言葉の代表的な英訳は「controversial」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。

TOEIC880点で、現役の大学生であるライターTakaosushiを呼んです。一緒に「物議を醸す」の英訳や使い方を見ていきます。

ライター/Takaosushi

英語を勉強することが好きで英語科に通う大学3年生。英語を言語学としても勉強する筆者が詳しく解説していく。

「物議を醸す」の意味と使い方は?

それでは、「物議を醸す」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。読み方は少し難しいですが「ぶつぎをかもす」です。どちらかというとネガティブな意味合いで使われることが多い表現になります。また、ニュースや新聞などフォーマルな場で使われることが多いです。

「物議を醸す」の意味

「物議を醸す」には、次のような意味があります。「物議」と「醸す」それぞれの意味も見ていきましょう。

ちなみに「物議を呼ぶ」という表現が「物議を醸す」と同じ意味で使われることがありますが、これは「論議を呼ぶ」と混同したもので、正しいコロケーションではないので注意が必要です。また、「論議を呼ぶ」はそもそも「物議を醸す」と同じ意味は持ちません。

1.世間の論議を引き起こす。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「物議を醸す」

1.世の人々の議論。
2.世間の取り沙汰。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「物議」

1.麹 (こうじ) を発酵させて、酒・醤油などをつくる。醸造する。
2.ある状態・雰囲気などを生みだす。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「醸す」

「物議を醸す」の使い方・例文

次に「物議を醸す」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.大統領の発言が物議を醸した。
2.その映画は日本で物議を醸した。
3.その芸能人の逮捕は物議を醸した。

\次のページで「「物議を醸す」の英語での表現は?」を解説!/

「物議を醸す」の英語での表現は?

image by iStockphoto

日本語の意味と使い方を復習したところで、いよいよ英語での表現を見ていきましょう。

「物議を醸す」の英語表現

「物議を醸す」は英語で「controversial」といいます。「物議を醸す」以外にも「賛否両論ある」「意見の分かれる」という意味もある形容詞です。

1.She left controversial comments at the meeting.
彼女は会議で物議を醸す発言をした。

2.  The novel which was published in 1989 was controversial.
その1989年に出版された小説は物議を醸した。

3.That movie is controversial in US.
その映画はアメリカで物議を醸している。

「controversial」と似たような英語表現・フレーズは?

最後に英語で使われる同じような意味を持つ表現を見ていきましょう。

似た表現「contentious」

言い回しは異なりますが、形容詞「contentious」でも「controversial」と同じような意味を表現することができます。

ただし後ろにくる名詞によって意味合いが異なる場合があり、それはうしろに「人」がくる場合です。「controversial issues」と「contentious issues」はどちらも「物議を醸す問題」という意味ですが、「controversial person」「周りの人からのその人に対する意見が賛否両論である人」(例えば総理大臣など)を指すのに対し、「contentious person」「議論をよくする人、議論好きな人」という意味になります。

それぞれ細かい使い方の違いがありますので注意しましょう。

それでは例文を見ていきます。

\次のページで「「物議を醸す」を英語で言ってみよう」を解説!/

1.Capital punishment is a contentious issue.
死刑制度は物議を醸す問題である。

2.Discussing contentious issues in class is a good opportunity.
授業で賛否両論ある問題について話し合うことはいい機会だ。

3.She doesn't like him. Because he is a contentious person.
彼女は彼のことが好きではない。なぜなら彼は議論ばかりする(けんか腰の)人だからだ。

「物議を醸す」を英語で言ってみよう

この記事では「物議を醸す」の意味・使い方・英訳を説明しました。ニュースなどでよく見かける表現ですので、意味をしっかり理解しておきましょう!

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
" /> 【英語】「物議を醸す」は英語でどう表現する?使い方や例文を詳しくわかりやすく解説! – Study-Z
英訳英語

【英語】「物議を醸す」は英語でどう表現する?使い方や例文を詳しくわかりやすく解説!

この記事では「物議を醸す」の英語表現について解説する。

この言葉の代表的な英訳は「controversial」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。

TOEIC880点で、現役の大学生であるライターTakaosushiを呼んです。一緒に「物議を醸す」の英訳や使い方を見ていきます。

ライター/Takaosushi

英語を勉強することが好きで英語科に通う大学3年生。英語を言語学としても勉強する筆者が詳しく解説していく。

「物議を醸す」の意味と使い方は?

それでは、「物議を醸す」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。読み方は少し難しいですが「ぶつぎをかもす」です。どちらかというとネガティブな意味合いで使われることが多い表現になります。また、ニュースや新聞などフォーマルな場で使われることが多いです。

「物議を醸す」の意味

「物議を醸す」には、次のような意味があります。「物議」と「醸す」それぞれの意味も見ていきましょう。

ちなみに「物議を呼ぶ」という表現が「物議を醸す」と同じ意味で使われることがありますが、これは「論議を呼ぶ」と混同したもので、正しいコロケーションではないので注意が必要です。また、「論議を呼ぶ」はそもそも「物議を醸す」と同じ意味は持ちません。

1.世間の論議を引き起こす。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「物議を醸す」

1.世の人々の議論。
2.世間の取り沙汰。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「物議」

1.麹 (こうじ) を発酵させて、酒・醤油などをつくる。醸造する。
2.ある状態・雰囲気などを生みだす。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「醸す」

「物議を醸す」の使い方・例文

次に「物議を醸す」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.大統領の発言が物議を醸した。
2.その映画は日本で物議を醸した。
3.その芸能人の逮捕は物議を醸した。

\次のページで「「物議を醸す」の英語での表現は?」を解説!/

次のページを読む
1 2 3
Share: