英語速攻攻略を目指す!「否定」について現役英語講師がわかりやすく解説
「否定」といえば「~ない」という意味で「not」を用いて表すのが一般的ですが、その他の表し方も覚えれば、表現力に幅が出るぞ。
国立大文学部卒業で、現役の英語講師でもあるライターすけろくを呼んです。さあ「否定」のマスターを目指して頑張るんです。
ライター/すけろく
現役英語講師として数多くの生徒を指導している。その豊富な経験を生かし、難解な問題を分かりやすく解説していく。
「否定」の意味や表し方とは?
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「否定」とは「肯定」の反対語で「~ない」の意味を表します。英語では、「not」という副詞を用いて表すのが一般的です。
ただし、何でもかんでも「not」で表せばいいのかというと、けっしてそうではありません。中には「no」や「never」といったその他の形容詞や副詞で表現する場合もあります。
ここでは、まず「not」を用いる一般的なケースとその他の場合に分けて確認していきましょう。
#1 「not」を用いた否定・1
英語では、「not」を用いて否定を表すのが一般的です。ここでは、まず普通の「be動詞」や「一般動詞」の文を否定文にする方法をおさらいします。
否定文を作るときのルールは、以下のとおりです。
1.be動詞の文 → be動詞 + not
2.一般動詞の文 → do[does] + not + 一般動詞の原形
3.助動詞を用いた文 → 助動詞 + not + 動詞の原形
それでは、例題で確認しておきましょう。
例題:次の各文を否定文にしなさい。
I am from Hokkaido.
→ I am not from Hokkaido.
私は、北海道出身ではない。
She likes tomatoes.
→ She doesn’t like tomatoes.
彼女は、トマトが好きではない。
You should do that.
→ You shouldn’t do that.
君は、そんなことをすべきではない。
#2 「not」を用いた否定・2
「not」が文全体ではなく、文の一部分だけを否定する場合があります。たとえば、不定詞や動名詞、分詞といった準動詞の内容を否定する場合です。
この場合、「not」は準動詞の直前に置かれます。テストでは問われやすいところなので、注意してください。
では、例文で確認してみましょう。
He told me not to go out of the room.
彼は、私に部屋から出ないように言った。
I’m sure of his not smoking.
私は、彼がタバコを吸わないことを確信しています。
Not knowing what to say, I remained silent.
何を言うべきか分からなかったので、私は黙ったままでいた。
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