

この言葉の代表的な英訳は「uncool」だが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。
TOEIC850点で、オーストラリアに住んで10年になるライターakikoを呼んだ。一緒に「ダサい」の英訳や使い方を見ていくぞ。

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/akiko
日本では英文学、オーストラリアでは国際貿易とマーケティングを専攻。シドニーに住んで10年、ネイティブが実際に使う自然な英語を紹介する。
「ダサい」の意味と使い方は?
「ダサい」、あまり良い印象の言葉ではないですが、何か恰好悪い物を見た時などについつい使ってしまう方も多いかと思います。英語ではどのように表現するのでしょうか。まずは「ダサい」の日本語の詳しい意味と使い方を見ていきましょう。
「ダサい」の意味
辞書によると「ダサい」には、次のような意味があります。
ダサいとは古臭い(時代遅れ)、野暮ったい、田舎臭い、かっこ悪いといった意味の形容詞で、1970年代から関東の若者を中心に普及した言葉である(一説には1950年代から一部の若者の間で隠語的に使われており、1970年代に広く浸透したともいわれる)。1980年代後半に入ると対語の『ナウい』が死語となるが、ダサいはそのまま使われ続け、現代に至っている。田舎を「たしゃ」と読み、ダサいになったとの説もあるが正確な語源は不明。
出典:日本俗語大辞典(東京堂出版)「ダサい」
「ダサい」の使い方・例文
「ダサい」は50年も前から使われている言葉なのですね。次に「ダサい」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.昔は最高におしゃれだと思っていた髪型が、今見ると本当にダサい。
2.いつもダサかった彼が急に雰囲気が変わってかっこよくなった。
3.ダサいと言われたくなくて、洋服に気を使う。
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