数えられる名詞を複数形にする際には、規則変化と不規則変化に分かれる。不規則変化には特別な変化のしかたをするものと単数形と複数形が全く同じ形である単複同形の単語があるぞ。ほかの単語の変化のしかたを確認しながら、不規則変化のそのものの特徴も見ていく。

10数年間、中高生に英語を指導しているライターヤマトススムと一緒に解説していきます。

ライター/ヤマトススム

10数年の学習指導の経験があり、とくに英語と国語を得意とする。これまで生徒たちを難関高校や難関大学に導いてきた。

名詞の複数形と規則変化

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数えられる名詞を複数形にするときには、その方法はさまざまあります。複数形のしかたがどのように分類されるか、また、規則変化とはどのようなものかについて見ていきましょう。

数えられない名詞の複数形

まずは、数えられない名詞の複数形にはどのようなものがあるのかを見ていきましょう。ひとつは、名詞の語尾に「s」をつける規則変化があります。規則変化には、ただ「s」をつけるだけでなく、「s」のつけ方にもいくつか種類がありますよ

もうひとつは、不規則変化です。独特の変化のしかたをするものや単数形と複数形が同じである単複同形の単語もあります。

大まかに分類すると、次の通りです。

規則変化
・語尾に「s」をつける
・語尾に「es」をつける
・語尾の「y」を「i」に変えて「es」をつける
・語尾の「f / fe」を「v」に変えて「es」をつける

不規則変化
・独特の変化をするもの
・単複同形

規則変化

次に、規則変化についての説明です。規則変化には語尾に「s」をつけるもののほかに3種類あるので、チェックしていきましょう。

語尾が「s / x / o / ch / sh」の語の場合には、うしろに「es」をつけます。語尾が「子音字 + y」の単語のは「y」を「i」に変えて「es」、語尾が「f / fe」の場合は「f / fe」を「v」に変えて「es」をつけますよ。

例としては、次の通りです。

語尾に「s」をつける
 言葉 :word → words
 中学生:junior high school student → junior high school students

語尾に「es」をつける
 バス :bus → buses
 教会 :church → churches

語尾の「y」を「i」に変えて「es」をつける
 辞書 :dictionary → dictionaries
 機会 :opportunity → opportunities

語尾の「f /fe」を「v」に変えて「es」をつける
 葉  :leaf → leaves
 ナイフ:knife → knives

\次のページで「名詞の複数形の不規則変化」を解説!/

名詞の複数形の不規則変化

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数えられる名詞の複数形には、不規則変化があります。そのうち、独特の変化をするものと単数形と複数形が全く同じ単複同形の単語もあるので、それぞれ詳しく見ていきましょう。

独特の変化をする単語

先に、名詞の複数形の不規則変化の場合の説明です。不規則変化のうちでも、母音の部分に変化のあるものやもとの単語の末尾に「s」ではない綴りを付け足すケースなど、少し共通点は見られます。発音に特徴があるものがたくさんあるので発音と合わせて、共通点ごとに変化の例を見て見ましょう。

母音の変化によるもの
 女性 :woman(ウマン)→ women(ウィミン)
 足  :foot(フット)→ feet(フィート)
 ねずみ:mouse(マウス)→ mice(マイス)

「s」以外の綴りを付け足すもの
 子供 :child(チャイルド)→ children(チルドレン)
 雄牛 :ox(オクス)→ oxen(オクセン)

単複同形の単語

最後は、いよいよ単複同形についての説明です。単複同形とは、複数形も単数形のままの名詞のことを言います。単複同形の単語は、「sheep(羊)」や「deer(鹿)」などの群をなす動物、数えるときりのないもの、無数に考えられる物事などの意味合いをもつ単語が多くなっていますよ。使い方に注意が必要なケースもあるので、例文とともに見ていきましょう。

You caught five fish yesterday.
あなたは昨日5匹の魚を捕まえた。

We japanese come of age at twenty.
私たち日本人は20歳で成人する。

Chinese often use bike as a means of communication.
中国人は交通機関の一つの手段としてよく自転車を使う。

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単複同形の単語は「群れをなすもの」など、イメージを知っておこう!

今回の記事では、単複同形の理解のために、数えられる名詞の複数形全体のこともあわせて説明してきました。規則変化の中にも特殊なものがあるので、よく登場する単語は要チェックですね。

単複同形の単語には、群れをなす動物や数えきれないようなものなどがありました。単複同形の単語は少ないので、覚えておくといいですが、イメージとしてもとらえておくといいですね

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【英語】名詞の複数形「単複同形」を現役塾講師がわかりやすく解説!単複同形の特徴をチェックしよう

数えられる名詞を複数形にする際には、規則変化と不規則変化に分かれる。不規則変化には特別な変化のしかたをするものと単数形と複数形が全く同じ形である単複同形の単語があるぞ。ほかの単語の変化のしかたを確認しながら、不規則変化のそのものの特徴も見ていく。

10数年間、中高生に英語を指導しているライターヤマトススムと一緒に解説していきます。

ライター/ヤマトススム

10数年の学習指導の経験があり、とくに英語と国語を得意とする。これまで生徒たちを難関高校や難関大学に導いてきた。

名詞の複数形と規則変化

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数えられる名詞を複数形にするときには、その方法はさまざまあります。複数形のしかたがどのように分類されるか、また、規則変化とはどのようなものかについて見ていきましょう。

数えられない名詞の複数形

まずは、数えられない名詞の複数形にはどのようなものがあるのかを見ていきましょう。ひとつは、名詞の語尾に「s」をつける規則変化があります。規則変化には、ただ「s」をつけるだけでなく、「s」のつけ方にもいくつか種類がありますよ

もうひとつは、不規則変化です。独特の変化のしかたをするものや単数形と複数形が同じである単複同形の単語もあります。

大まかに分類すると、次の通りです。

規則変化
・語尾に「s」をつける
・語尾に「es」をつける
・語尾の「y」を「i」に変えて「es」をつける
・語尾の「f / fe」を「v」に変えて「es」をつける

不規則変化
・独特の変化をするもの
・単複同形

規則変化

次に、規則変化についての説明です。規則変化には語尾に「s」をつけるもののほかに3種類あるので、チェックしていきましょう。

語尾が「s / x / o / ch / sh」の語の場合には、うしろに「es」をつけます。語尾が「子音字 + y」の単語のは「y」を「i」に変えて「es」、語尾が「f / fe」の場合は「f / fe」を「v」に変えて「es」をつけますよ。

例としては、次の通りです。

語尾に「s」をつける
 言葉 :word → words
 中学生:junior high school student → junior high school students

語尾に「es」をつける
 バス :bus → buses
 教会 :church → churches

語尾の「y」を「i」に変えて「es」をつける
 辞書 :dictionary → dictionaries
 機会 :opportunity → opportunities

語尾の「f /fe」を「v」に変えて「es」をつける
 葉  :leaf → leaves
 ナイフ:knife → knives

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