

この言葉の代表的な英訳は「butter up」だが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。
現役の翻訳者であるライターmiyukiを呼んだ。一緒に「ごまをする」の英訳や使い方を見ていくぞ。

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/miyuki
国内外の論文、報告書などの和訳と英訳を手がける現役翻訳者。経験を生かして自然で簡潔な英語表現を伝授する。
「ごまをする」の意味と使い方は?
それでは、「ごまをする」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。
「ごまをする」の意味
「ごまをする」という表現は、胡麻をすり鉢で擦ったときに胡麻が鉢のあちこちにペタペタとへばりつく様子が由来とされています。
上司や身上の人に、自分をよく見せて得をしようとする人に使われていますね。
辞書では次のように定義されています。
自分の利益を図るために、他人にへつらう。おべっかを使う。
出典:明鏡国語辞典
「ごまをする」の使い方・例文
次に「ごまをする」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.彼は上司にごまをすって昇進した。
2.彼女はあからさまにごまをすって、同僚たちから嫌われていた。
3.昔から弟はごまをするのが上手だった。
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