幕末日本史歴史江戸時代

シーボルトに学び蛮社の獄で逃亡した「高野長英」その時代きっての蘭学者を歴女がわかりやすく解説

幕府に言論弾圧された、プレ幕末の時代の一流の蘭学者

高野長英は東北の医家の出身で、養父の反対を押し切って江戸へ勉強に出て蘭学を身に付け、シーボルト来日の評判を聞き長崎の鳴滝塾に入塾、塾頭となり蘭学者としての頭角を現した人。

シーボルト事件では巻き添えを食わなかったが、江戸へ戻って蘭方医を開業し、塾も主宰してと蘭学者として順風満帆と思われたところ、蘭学者仲間で盛り上がっていた尚歯会で、江戸幕府の対外対応を批判したせいで人生が狂ってしまうことに。

しかし終身刑と言われて4年も伝馬町牢屋敷で牢名主をやったり、脱獄して顔を変えて逃げ回った後半生は、学者にしては意外なたくましさをみせてくれましたが、宇和島でお世話好きで開明派の藩主宗城がせめてあと5年匿ってくれていれば、ペリー来航後の時代を見ることができたのにと残念ですね。

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