化学

電気分解の仕組みについて現役理系大学生ライターが詳しく解説

よぉ、桜木健二だ。今日は電気分解についてだ。

電気分解という単語は中学生でも習うから聞いたことはあるだろう。しかし、電気分解の原理については詳しく習わないからわからないという人も多いのはないか。

今回はそして今回は化学に詳しいライターどみにおんと一緒に様々な例をあげながら、電気分解の仕組みについて解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/どみにおん

高校時代から様々な実験を経験してきた化学に詳しい現役理系大学生。

電気分解について学ぶ前に

image by iStockphoto

実は、電気分解について学ぶ前に必要な基礎知識があるのです。

それは、イオン化傾向というものなのですが、知っていますか?

知らないという方も安心してください。最初から丁寧に解説していきます。

 

イオン化傾向って?

イオン化傾向には陰イオンのイオン化傾向と金属のイオン化傾向があります。

イオン化傾向はイオンの状態でいたい度合いなんです。これを聞いてなんとなく電気分解に繋がりそうと思った人は勘がいいですね。

では、イオン化傾向を具体的に見てみましょう。

no-img2″>
 <figcaption class=桜木建二

イオン化傾向は、昇華熱、水和熱、第一イオン化エネルギーに関係があるぞ。

昇華熱は金属結合を全て切って金属原子をバラバラにするために必要なエネルギー、第一イオン化エネルギーは金属原子から電子を一つ奪うために必要なエネルギー、水和熱は金属イオンが水和イオンになる時に発生するときのエネルギーだ。

イオン化傾向が大きいほど、この三つの過程で必要なエネルギーが一番少ない。

陽イオンのイオン化傾向

陽イオンのイオン化傾向

image by Study-Z編集部

金属のイオン化傾向は、上の図のようなっていて、覚え方は「貸そうかなまあ当てにすんなひどすぎる借金」です。

陰イオンのイオン化傾向って

陰イオンのイオン化傾向は電気分解の範囲でしか出てこないからそこまで重要ではないけれど覚えておくと便利だから覚えておこう。

NO3 – > SO4 2- > OH – > Cl – > Br- > I- 

I – はBr -やCl -よりもイオン半径が大きく電子を奪いやすいのでイオン化傾向は小さくなっています。

次のページを読む
1 2 3 4
Share: