マメ科
マメ科の植物も離弁花類の代表としてよく紹介されます。ダイズやアズキ、エンドウなど、食用のものもたくさん思いつきますよね。マメ科植物は葉が丸みを帯びているという特徴があります。花や葉の形を見慣れれば、初めて見る植物でもすぐにマメ科のものはそれと判断できるようになるでしょう。
スミレ科
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身近な花としてなじみ深いスミレの仲間。今度野外で見かける機会があったら、花弁をよく観察してみましょう。5枚の花弁はつながらず、完全に独立しているはずです。多くのスミレ類の花弁は、一番下に位置しているものの形が他と異なり、左右対称の構造になっています。
セリ科
セリ科といわれてすぐにいくつかの種が思い浮かぶ人はかなりの植物通。セリの他、ニンジンやミツバ、パセリ、アシタバ、セロリなどがセリ科の仲間です。西洋でハーブとしてよく使われるクミンやフェンネル、キャラウェイなども属しており、独特の香りをもったものが少なくありません。
花を観察して分類を考えてみよう!
植物の名前や分類を覚えるには、実際に生えているものを手に取って観察してみるのが一番です。分類の判断には植物の様々な特徴が使われますが、なかでもこの合弁花類・離弁花類という分類方法はわかりやすく、歴史的にも長く使われています。花の形を確認すればすぐにわかる項目ですので、ぜひ皆さんも身近なお花を確認してみてくださいね。