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このように、キク科の本当の花は花弁のように見えるもの1つ1つなんです。つまり、合弁花冠の小さな花が1か所にたくさん集まり、1つの大きな花のような見た目になっていると説明できます。このような花の付き方は頭状花序(とうじょうかじょ)とよばれ、代表的なキク科植物の特徴です。
代表的な離弁花類の植物
それでは、離弁花類についても代表的な分類群を見ていきましょう。
バラ科
離弁花類の代表としても、また屋外でよく観察できる木本の花の分類群としてもバラ科を覚えておくことは役に立ちます。サクラ、ウメ、モモ、ビワ、ヤマブキなど、日本で古くから愛されてきた植物に加え、イチゴなんかもバラ科です。バラ科の花は花弁が5枚、1つ1つが独立した、代表的な離弁花類といえます。
アオイ科
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アオイ科も5枚の花弁をもつ合弁花類です。タチアオイやフヨウ、ムクゲ、ワタなどが含まれていますが、一般の方にとってもっともイメージしやすいアオイ科の花はハイビスカスかもしれません。温かい国で多くの種類が見られます。
アブラナ科
アブラナ科の植物も、教科書などでよく取り上げられますね。キャベツ、ブロッコリー、チンゲンサイ、ダイコン、カブなど、食卓にもよく上る野菜たちがふくまれます。散歩中に道端で見られるようなものでは、シロイヌナズナやタネツケバナなどがあげられるでしょう。
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