この記事では「残業」の英語表現について解説する。

この言葉の代表的な英訳は「overtime work」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。

個別指導塾で受験生の指導経験が豊富なライターさとみあゆを呼んです。一緒に「残業」の英訳や使い方を見ていきます。

ライター/さとみあゆ

個別指導塾で多くの受験生を指導してきた経験を持つ。そのノウハウを駆使し、受験生だけでなく社会人にも「使える英語」を伝授する。

「残業」の意味と使い方は?

政府が掲げる「働き方改革」の柱の一つとして、「長時間労働の是正」があります。ここでいう「長時間労働」とは、主に「残業」「休日出勤」などのこと。つまり決められた就業時間を大きく超えた状態を指します。

それでは、「残業」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。

「残業」の意味

「残業代」「残業時間」「サービス残業」など、「残業」を含む言葉はたくさんあります。よく見たり聞いたりする言葉ばかりですが、改めて「残業」の意味を確認してみましょう。

「残業」には、次のような意味があります。

[名](スル)規定の勤務時間を過ぎてからも残って仕事をすること。また、その仕事。超過勤務。「残業して仕事を片づける」「残業手当」

出典:デジタル大辞泉(小学館)「残業」

「残業」の使い方・例文

次に「残業」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.来月は残業する日が増えそうだ。
2.残業をしても残業手当が支払われなかった。
3.今日も残業することになったので、約束の時間に間に合いそうにありません。

\次のページで「「残業」の英語での表現は?」を解説!/

「残業」の英語での表現は?

image by iStockphoto

日本語の意味と使い方を復習したところで、いよいよ英語での表現を見ていきましょう。

英語で言い表す場合は、「時間を超えて仕事をする」という部分がポイントになります。

「残業」の英語表現

「残業」は英語で「overtime work」、または単に「overtime」といいます。「overtime」は「時間外の」、「work」は「仕事」という意味があるので、「残業」や「時間外労働」という意味になるのは想像できますね。

また「overtime work」の順番を入れ替えて「work overtime」という形にすると「残業する」という意味になります。つまりこの場合の「work」は、「働く」という意味の動詞として使われているということです。

1.Do you have to work over time today?
今日は残業なの?

2.My company doesn't force overtime work.
うちの会社は残業を強制しない。

3.I worked overtime until 9 o'clock yesterday.
昨日は9時まで残業した。

「overtime work」と似たような英語表現・フレーズは?

最後に英語で使われる同じような意味を持つ表現を見ていきましょう。

多くの場合、「残業」という名詞なら「overtime」や「overtime work」、「残業する」という動詞なら「work overtime」や「do overtime」などが使われています。しかし語彙力アップのために似た意味の表現や、「残業」に関する色々なフレーズなども覚えておきましょう。

「残業」に関する英語表現

「overtime work」以外の「残業」を意味する表現として「extra work」があります。「extra」には「余分な」「臨時の」などの意味があり、「extra work」で「残業」や「時間外労働」などの意味に。

「残業」にまつわる様々な表現についてもチェックしておきましょう。

「残業代」は「overtime pay」、「サービス残業」は支払いのない残業という意味で「overtime work without pay」や「unpaid overtime」などが使われています。ただし海外では「サービス残業」という概念は日本ほど浸透していないので、日本の労働環境などの説明をする時以外ではあまり使うことはないかもしれませんね。

\次のページで「「残業」を英語で言ってみよう」を解説!/

1.We have to do extra work.
私たちは残業しなければならない。

2.I'll be getting a lot of overtime pay this month.
今月はたくさん残業代がもらえそうだ。

3.He was forced to work overtime without pay.
彼はサービス残業を強いられた。

「残業」を英語で言ってみよう

この記事では「残業」の意味・使い方・英訳を説明しました。「残業」という言葉には、あまりポジティブなイメージがないのは世界共通です。英語でも「have to」を伴って「have to work overtime(残業しなければならない)」のように表現することも多いということも覚えておきましょう。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
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英訳英語

【英語】「残業」は英語でどう表現する?「残業」の英訳や使い方・事例を専門家がわかりやすく解説!

この記事では「残業」の英語表現について解説する。

この言葉の代表的な英訳は「overtime work」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。

個別指導塾で受験生の指導経験が豊富なライターさとみあゆを呼んです。一緒に「残業」の英訳や使い方を見ていきます。

ライター/さとみあゆ

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「残業」の意味と使い方は?

政府が掲げる「働き方改革」の柱の一つとして、「長時間労働の是正」があります。ここでいう「長時間労働」とは、主に「残業」「休日出勤」などのこと。つまり決められた就業時間を大きく超えた状態を指します。

それでは、「残業」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。

「残業」の意味

「残業代」「残業時間」「サービス残業」など、「残業」を含む言葉はたくさんあります。よく見たり聞いたりする言葉ばかりですが、改めて「残業」の意味を確認してみましょう。

「残業」には、次のような意味があります。

[名](スル)規定の勤務時間を過ぎてからも残って仕事をすること。また、その仕事。超過勤務。「残業して仕事を片づける」「残業手当」

出典:デジタル大辞泉(小学館)「残業」

「残業」の使い方・例文

次に「残業」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.来月は残業する日が増えそうだ。
2.残業をしても残業手当が支払われなかった。
3.今日も残業することになったので、約束の時間に間に合いそうにありません。

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