前置詞は意味をそのまま覚えるよりも、イメージでとらえておくと理解しやすくなる。on も例外ではなく一般的に「…の上に」という意味で使うが、厳密に言うと「接触している」というニュアンスがあるぞ。on をイメージでとらえられるよう見ていくといい。

10数年間、中高生に英語を指導しているライターヤマトススムと一緒に解説していきます。

ライター/ヤマトススム

10数年の学習指導の経験があり、とくに英語と国語を得意とする。これまで生徒たちを難関高校や難関大学に導いてきた。

よく使われる on

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前置詞 on はさまざまな用法があります。ここでは基本的な使い方として、場所を表す on と日や曜日を表す on からイメージとともに見ていきましょう。

「on + 場所」

一つめは、「on + 場所」の意味や使い方から見ていきましょう。一般的には「…の上に」という意味で使いますが、正確に言うと「表面に接している」というニュアンスがあります。そのため、地面と垂直の壁に接していても on を使うわけですね。

There are many pens on the table.
テーブルの上にたくさんのペンがあります。

My son put up a vaunted illustration on the wall.
私の息子は壁に自慢のイラストを貼った。

「on + 日」

二つめは、「on + 日」の意味や使い方の説明です。on の後ろに日付や曜日をおいて日を表現し、「(日付や曜日)に」という意味になります。日付や曜日のほかに、morning など補足する言葉をともなうこともありますよ。

I gave my mother a present on her birthday.
私は母の誕生日に母にプレゼントをあげた。

He attends an English conversation school on Friday evenings.
彼は毎週金曜の晩に英会話学校に通っている。

\次のページで「on の特殊な使い方」を解説!/

on の特殊な使い方

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一般的な on の意味や使い方のほか、さまざまな用法があります。中でも特徴のある用法について、例文を交えながら詳しく見ていきましょう。

「…するとすぐに」の on

まずは、「…するとすぐに」の on から見ていきましょう。「…するとすぐに」は「on + 動名詞」で表現することができます。動名詞が続くことが多いのですが、動名詞ではなく名詞を使って表現することもありますよ。「on + 動名詞」の位置は、文頭でも文末でも使うことができます。

On getting the important information, he put the plan into practice.
重要な情報を手に入れるとすぐに、彼は計画を実行に移した。

The Japanese national team will be surrounded by Japanese fun on arrival.
到着するとすぐに、日本代表は日本人のファンに囲まれるだろう。

関連や状態を表す on

次は、関連や状態を表すときに使う on についての説明です。特徴のある on の用法には、about に近い意味で「…に関する」と表現したり、状態を表して「…して、…中」という意味で使う表現もあります。

Bill bought you an easy grammar.
ビルはあなたに簡単な文法書を買った。

In Shibuya many houses were on fire three days ago.
渋谷では、3日前に多くの家が火事であった。

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on の基本は「表面と接している」こと、イメージとして身につけておこう!

今回の記事では、on の意味や使い方について説明してきました。基本的なところでは、on のニュアンスは「…の上に」というよりは「表面と接している」であることでしたね。

壁など地面と水平でない面であっても、接していれば on を使います。また、テレビやラジオにも「on TV」などと表しますが、目には見えない電波にのっているということで on を使うわけですね。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
" /> 【英語】on の使い方を現役塾講師がわかりやすく解説!意味を覚えるだけでなくイメージをつかもう – Study-Z
英語の勉強法

【英語】on の使い方を現役塾講師がわかりやすく解説!意味を覚えるだけでなくイメージをつかもう

前置詞は意味をそのまま覚えるよりも、イメージでとらえておくと理解しやすくなる。on も例外ではなく一般的に「…の上に」という意味で使うが、厳密に言うと「接触している」というニュアンスがあるぞ。on をイメージでとらえられるよう見ていくといい。

10数年間、中高生に英語を指導しているライターヤマトススムと一緒に解説していきます。

ライター/ヤマトススム

10数年の学習指導の経験があり、とくに英語と国語を得意とする。これまで生徒たちを難関高校や難関大学に導いてきた。

よく使われる on

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前置詞 on はさまざまな用法があります。ここでは基本的な使い方として、場所を表す on と日や曜日を表す on からイメージとともに見ていきましょう。

「on + 場所」

一つめは、「on + 場所」の意味や使い方から見ていきましょう。一般的には「…の上に」という意味で使いますが、正確に言うと「表面に接している」というニュアンスがあります。そのため、地面と垂直の壁に接していても on を使うわけですね。

There are many pens on the table.
テーブルの上にたくさんのペンがあります。

My son put up a vaunted illustration on the wall.
私の息子は壁に自慢のイラストを貼った。

「on + 日」

二つめは、「on + 日」の意味や使い方の説明です。on の後ろに日付や曜日をおいて日を表現し、「(日付や曜日)に」という意味になります。日付や曜日のほかに、morning など補足する言葉をともなうこともありますよ。

I gave my mother a present on her birthday.
私は母の誕生日に母にプレゼントをあげた。

He attends an English conversation school on Friday evenings.
彼は毎週金曜の晩に英会話学校に通っている。

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