英語の勉強法

【英語】「幼児向け」の英語学習を現役塾講師がわかりやすく解説!英語学習の目的に合わせた学習を

よぉ、桜木建二だ。英語が重要だということで小学校の英語学習も広がっている中、幼児期から英語学習に取り組むケースは多い。しかし、人それぞれ目的や目標は違うはずだ。いつ、何のために学習するのか、また、その注意点は何かをはっきりさせて学習すべきだ。

10数年間、中高生に英語を指導しているライターヤマトススムと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/ヤマトススム

10数年の学習指導の経験があり、とくに英語と国語を得意とする。これまで生徒たちを難関高校や難関大学に導いてきた。

いつ、何のために学習するのか

image by iStockphoto

英語ができないよりできるほうがよいのですが、人や家庭それぞれに目的や目標は違います。いつ、なんのために学習するのかということをまずはしっかり考えておくといいですね。

何のために英語を学ぶのか

まずは、何のために英語を学ぶのかを考えてみましょう。小さいうちから英語学習を始める理由として、考えられるものをあげてみました。

・子供に英語に興味を持ってもらいたい

・外国人と話せるように

・小学生になって学校の学習について行けるように

・中学受験に備えたい

・中学以降や高校受験、大学受験で有利になるように

・ゆくゆくは英検などの検定を受けたい

興味を持つことや楽しむことであれば、英会話教室でレッスンを受けたりするのがいいかもしれませんね。中学以降や受験で有利にという場合は、英会話のほか、ゆくゆくは文法理解や読む、書くという力をつけてトータル的な英語力を伸ばしていくことが必要になります。

他には、ご家庭で教材を使ってということもできますね。今どきはツールには事欠きませんから、市販教材や通信教材でもいいものがたくさんあります。

いずれにしても、目的をはっきりさせることで、そのために最もよい方法が見えてきますね。

いつ学習するのか

次は、いつから英語学習を始めるべきかということについて、考えてみましょう。幼児期においてポイントとなるのは、「聞く」「話す」です。早くから始めるほうがいいとは聞くけれど、どれぐらい早いほうがいいのかですね。

これについては、日本語での五十音の理解と運用の時期と比べる必要があります。大人も含めて一定の年令になってから、英語の発音がスムースにいかないのは五十音の中から選択してつなぎ合わせて発音することが定着しきっているからというのが一つの要因です。

ただ、英語の発音は、日本語の五十音にない音があるので難しくなるわけですね。その点、五十音を介して発音するまでの年齢であれば、耳から入れば入ったままの発音をしようとします。そういう意味では、3,4最あたりの幼児期からスタートするのは意味がありますね。

もちろん、個人差もありますし、幼児期をすぎればダメかというとそういうわけではありません。

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