今回は seem について見ていく。seem の基本的な意味は「(…のように)見える」「(…するように)思われる」ですが、ぼんやりとしたイメージではっきりつかめない人もいるかもしれない。しかし、基本的な用法とほかの文法とともに使う用法をチェックすると整理しやすくなる。

10数年間、中高生に英語を指導しているライターヤマトススムと一緒に解説していきます。

ライター/ヤマトススム

10数年の学習指導の経験があり、とくに英語と国語を得意とする。これまで生徒たちを難関高校や難関大学に導いてきた。

seem の基本的な用法

image by iStockphoto

seem は添えるような役割をすることもあり、はっきりとした意味がわかりにくい単語に感じられるかもしれませんが、意味と用法を確認することで理解を深めていきましょう。

seem の基本用法

まずは、動詞 seem の基本用法について見ていきましょう。seem の意味は「(…のように)見える」「(…するように)思われる」で、状態動詞なので進行形にすることはありません。5文型でいうと、「主語S + 動詞V + 補語C」の第2文型でよく使われます。

He seems busy today.
今日、彼は忙しそうだ。

You usually seem fun.
あなたたちは日常楽しそうに見える。

不定詞とともに使われる seem

次は、不定詞とともに使われる seem についての説明です。不定詞をともなうと「seem + to + 動詞の原形」となり「…であるらしい」「…と思われる」という意味になります。なお、不定詞の部分に動作動詞をおく場合は、進行形となりますよ。

She seems to enjoy English conversation lessons.
彼女は英会話のレッスンを楽しんでいるようだ。

Tom seems to be reading my report.
トムは私のレポートを読んでいるようだ。

\次のページで「It や完了形とともに使う seem」を解説!/

It や完了形とともに使う seem

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seem は、その他さまざまな文法とともに使うことがあります。It とともに使う場合や完了形とともに使う場合など、例文とともに詳しく見ていきましょう。

It とともに使う seem

先に、It を使うseem についての説明です。「It seems that S V」の形で「SはVらしい」という意味で使うことができます。ここでの It はとくに意味はなく、形式主語として利用していると考えるといいですよ。

It seems that he experienced various thins in at the camp.
彼はキャンプでさまざまなことを体験したようだ。

It seems that she studied hard for the test of English grammar.
彼女は英文法のテストのために一生懸命勉強したらしい。

完了形とともに使う seem

最後に、完了形とともに使う seem について見ていきましょう。「seem + to + 動詞の原形…」と不定詞も含んだ形で使われ、「…していたようだ」という意味になります。さらに、受動態も組み合わせて「seem + to + have + been + 動詞の過去分詞形…(…されていたようだ)」と表現することもできますよ。

She seems to have found out the truth easily.
彼女は簡単に真実を見出したようだ。

Mark seems to have been caught in a traffic jam.
マークは交通渋滞につかまったらしい。

\次のページで「締め文の見出しを設定してください。」を解説!/

締め文の見出しを設定してください。

今回の記事では、seem の意味や使い方について説明してきました。「見える」や「思われる」など、意味としては添える程度のこともありますが、表現を豊かにしてくれるものです。使いこなせると表現の幅が広がりますね。

過去のことについて、今述べるときなどに使うことができるのが、It の文や完了形を使う文でした。時制の違いに注意して表現することに慣れておくと、自分で文章を作るときに役に立ちますね。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
" /> 【英語】seem の使い方を現役塾講師がわかりやすく解説!不定詞や分詞、完了とともに使う方法を身につけよう – Study-Z
英語の勉強法

【英語】seem の使い方を現役塾講師がわかりやすく解説!不定詞や分詞、完了とともに使う方法を身につけよう

今回は seem について見ていく。seem の基本的な意味は「(…のように)見える」「(…するように)思われる」ですが、ぼんやりとしたイメージではっきりつかめない人もいるかもしれない。しかし、基本的な用法とほかの文法とともに使う用法をチェックすると整理しやすくなる。

10数年間、中高生に英語を指導しているライターヤマトススムと一緒に解説していきます。

ライター/ヤマトススム

10数年の学習指導の経験があり、とくに英語と国語を得意とする。これまで生徒たちを難関高校や難関大学に導いてきた。

seem の基本的な用法

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seem は添えるような役割をすることもあり、はっきりとした意味がわかりにくい単語に感じられるかもしれませんが、意味と用法を確認することで理解を深めていきましょう。

seem の基本用法

まずは、動詞 seem の基本用法について見ていきましょう。seem の意味は「(…のように)見える」「(…するように)思われる」で、状態動詞なので進行形にすることはありません。5文型でいうと、「主語S + 動詞V + 補語C」の第2文型でよく使われます。

He seems busy today.
今日、彼は忙しそうだ。

You usually seem fun.
あなたたちは日常楽しそうに見える。

不定詞とともに使われる seem

次は、不定詞とともに使われる seem についての説明です。不定詞をともなうと「seem + to + 動詞の原形」となり「…であるらしい」「…と思われる」という意味になります。なお、不定詞の部分に動作動詞をおく場合は、進行形となりますよ。

She seems to enjoy English conversation lessons.
彼女は英会話のレッスンを楽しんでいるようだ。

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