理科生物生物の分類・進化

コケ植物にはどんな特徴がある?現役講師がさくっとわかりやすく解説!

#3 生活環

生活環とは、ある生物の生活史、つまり生まれてから繁殖に至るまでの過程をまとめたものです。繁殖方法や、生殖に伴うDNA量の変化などが表現され、その生物のライフスタイルを理解するのに役立ちます。

コケ植物の生活環を簡単に表現したのが次の図です。

image by Study-Z編集部

私たちが普段目にするコケは、配偶体とよばれる状態のものです。配偶体は卵や精子をつくる準備をしている段階。つまりオス(雄性配偶体)/メス(雌性配偶体)の区別があるのですが、コケ植物の場合は雌雄同株のものもいれば異株のものもいます。それぞれに精子もしくは卵が成熟すると、雌性配偶体上で受精。そのまま胞子体という状態になります。

胞子体は雌性配偶体から栄養をもらいながら胞子をつくり、胞子が散布された先で出芽、新しい配偶体になるのです。

コケ植物の分類

コケ植物は大きく3つのグループに分けることができます。蘚類(せんるい)、苔類(たいるい)そしてツノゴケ類です。この3つのグループについて簡単にご紹介しましょう。

蘚類

前述の3つのグループのなかで最も多くの種が含まれているのが蘚類です。

蘚類は、茎に葉がついたような、ぱっと見はまるで種子植物のような姿をしています。葉のような部分には中心に葉脈のような軸があり、ほとんど種子植物の葉と同じように見えるんです。

このような「茎と葉」様の体の構造を茎葉体(けいようたい)といいますが、種子植物の茎や葉とはもちろん別物。種子植物にくらべたら単純な細胞の集まりからできているのですが、幼い子どもなどが見たら種子植物との違いが判らないかもしれません。

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