日本史昭和歴史

日本に無条件降伏を要求した「ポツダム宣言」を元塾講師が分かりやすく5分で解説

よぉ、桜木建二だ。今日はポツダム宣言について勉強していくぞ。1941年に起こった太平洋戦争では、真珠湾攻撃を皮切りに日本優勢で戦争は進むものの、ミッドウェー海戦での敗北をきっかけに戦況は一転する。

やがて戦いと敗北の繰り返しとなる日本。そんな日本に対して出されたのが無条件降伏を要求したポツダム宣言だ。そこで、今回はポツダム宣言について日本史に詳しいライターリュカと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

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ライター/リュカ

元塾講師で、現役のライター。塾講師とライター業に共通して「わかりやすい伝え方」に定評がある。今回は得意分野のひとつである「歴史」からポツダム宣言をわかりやすくまとめた。

第二次世界大戦と太平洋戦争

image by PIXTA / 35913030

第二次世界大戦と太平洋戦争の違い

ポツダム宣言を理解するために必要となる知識が第二次世界大戦と太平洋戦争についてですね。そこでまず、これらの戦争について解説していきましょう。第二次世界大戦と太平洋戦争において分かりづらいのは「それぞれの戦争の区別」と「対立の図式」……では区別から解説します。

第二次世界大戦は1939年にドイツがポーランド侵攻を行ったことがきっかけで起こった戦争。そして太平洋戦争は1941年に日本がアメリカに対して真珠湾攻撃を行ったことできっかけで起こった戦争です。つまり、太平洋戦争は第二次世界大戦の中で起こった戦争ということになりますね。

ですから「太平洋戦争=第二次世界大戦」となりますが、「第二次世界大戦=太平洋戦争」ではないのです。ポツダム宣言受託による日本の敗北で第二次世界大戦は終わりますが、それは第二次世界大戦の中で太平洋戦争が最も長引いていたからで、そのため「太平洋戦争の終わり=第二次世界大戦の終わり」となりました。

第二次世界大戦の対立の図式

次に第二次世界大戦の対立の図式についてです。結論から言うと第二次世界大戦の図式は「日本・ドイツ・イタリア」対「アメリカ・イギリス・フランス・中国・ソ連」になります。ただし、これは突如この図式が成立したわけではなく、第二次世界大戦の中で徐々に成立していきました。

まずドイツのポーランド侵攻により、ポーランドに対して安全保障条約を結んだイギリスとフランスがドイツに宣戦布告します。これによって図式は「ドイツ」対「イギリス・フランス」となりました。この時点で優勢だったのはドイツ、快進撃が続いて早々にフランスを降伏させます。

そのドイツの快進撃に加わろうと参戦したのがドイツと同じファシズムを掲げるイタリア、これで「ドイツ・イタリア」対「イギリス・フランス」が成立。さてその頃、日本は中国と日中戦争のと呼ばれる戦争を行っており、この戦争が予想外に長期化したことで悩んでいました。

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この時点ではまだポツダム宣言はキーワードすら登場していないが、まず第二次世界大戦と太平洋戦争をしっかり覚えていこう。それぞれの戦争の違いはこれで理解できただろうし、対立の図式も完成に近づいてきたぞ。

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