ライター／すけろく
現役英語講師として数多くの生徒を指導している。その豊富な経験を生かし、難解な問題を分かりやすく解説していく。
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「does」は、「する」という意味の一般動詞である「do」に三人称・単数・現在形の「es」が付いたものです。しかしながら、「does」の用法はこのような本動詞のみにはとどまりません。
助動詞として否定文や疑問文を作るのも、「does」の大切な用法のひとつです。また、代動詞として同じ動詞の繰り返しを避ける用法があることも忘れてはなりません。
それでは、それぞれの用法を詳しくみていくことにしましょう。
「does」は本動詞として用いることが可能で、その場合「する」や「役に立つ」という意味が代表的です。その他にも、第4文型（SVOO）の文で用いれば、利益や損害を「与える、もたらす」という意味を表すことができます。
さらに、「役を演じる」「物真似をする」といった意味を表すことも可能です。このように、「does」は非常に意味や用法が非常に多彩な動詞であるといえるでしょう。
She usually does her homework before having dinner.
彼女は、ふだんは夕食を食べる前に宿題をする。
The book does nothing for me.
その本は、私にとって何の役にも立たない。
This medicine does me good.
この薬は、私に良い効果を与えてくれる。（＝私に良く効く）
「does」は助動詞としても用いることができます。その際のはたらきは、主に否定文や疑問文を作ることです。
また強意を示す用法もあり、こちらは肯定文で用います。さらに倒置構文を形成する際に用いられるのも、「does」の用法のひとつです。
He does not know where I live now.
彼は、私が現在どこに住んでいるのか知らない。
How does your sister go to school?
あなたのお姉さんは、どうやって学校に通っているのですか。
My father does like animals.
私の父は、本当に動物が好きなんだ。
I like cats and so does my brother.
私は猫が好きだし、私の兄もそうだ。
＼次のページで「「代動詞」としての用法」を解説！／
本動詞」や「助動詞」の他にも、「does」は「代動詞」としてはたらくことができます。「代名詞」は聞いたことがあるけど「代動詞」って何だろうと思った人も多いはず。
「代名詞」が同じ名詞の繰り返しを避けるのに用いられるように、「代動詞」は同じ動詞（句）の繰り返しを避けるのに用いられます。このように書くと、何やら難しいことのように思われるかもしれませんね。
しかし、実際は中学1年生のときにすでに教わっている事柄なんですよ。（代動詞という言葉は使っていないでしょうけれど）
では、例題を2つ使って説明してみましょうか。
【例題1】次のア～エの中から（ ）内に入れるのにもっとも適切なものを選びなさい。
Does she cook dinner every day? ---- Yes, she ( ).
ア is イ can ウ does エ cooks
【例題2】次のア～エの中から（ ）内に入れるのにもっとも適切なものを選びなさい。
Who cooks dinner every day? ---- My mother ( ).
ア is イ can ウ does エ cooks
さあ、解けましたでしょうか。正解はどちらも「ウ」ですが、その理由もまったく同じです。
双方とも「cooks dinner every day」の繰り返しを避けるために「does」が用いられます。
＼次のページで「「does」の用法は多種多彩！」を解説！／
「does」には一般動詞に助動詞、代動詞とさまざまな用法があります。そして、いずれもがテストで頻出のものばかりです。
単に「する」という意味で使ったり、否定文や疑問文を作ったりするだけの存在ではありません。今回の記事を読んだことをきっかけに、今一度「does」についてしっかりと理解を深めておきましょう。
「does」には一般動詞に助動詞、代動詞とさまざまな用法があります。そして、いずれもがテストで頻出のものばかりです。
単に「する」という意味で使ったり、否定文や疑問文を作ったりするだけの存在ではありません。今回の記事を読んだことをきっかけに、今一度「does」についてしっかりと理解を深めておきましょう。
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