英語速攻攻略を目指す!「yet」の使い方を現役英語講師がわかりやすく解説
「yet」は「まだ…ない」という意味で有名ですが、もうひとつの重要な用法を覚えれば、あっという間にマスターできるぞ。
国立大文学部卒業で、現役の英語講師でもあるライターすけろくを呼んです。さあ「yet」攻略の授業を始めようか。
ライター/すけろく
現役英語講師として数多くの生徒を指導している。その豊富な経験を生かし、難解な問題を分かりやすく解説していく。
「yet」の意味・用法とは?
image by iStockphoto
「yet」に初めて触れるのは、中学校で現在完了の文を教わるときではないでしょうか。「yet」はたしかに現在完了とともに用いられることの多い言葉でしょう。
しかし、現在完了以外の文でも割と多く見かけられるのも事実です。さらに、「yet」には接続詞としての用法もあります。
意外に思われるかもしれませんが、テストでは盲点となりやすい部分です。その辺りも含め、さらに詳しく見ていきましょうか。
#1 副詞としての「yet」・その1
「yet」は現在完了や現在形の否定文で用いられ、「まだ…ない」の意味を表します。この場合の「yet」は副詞で、置かれる位置は通常文末です。
また、「yet」は疑問文でも用いられ、「もう、すでに」の意味を表すこともできます。これらは、まず最初に覚えることをおすすめする「yet」の基本的な用法です。
ちなみに、肯定文では「already」が代わりに用いられます。それでは、「yet」の用法を例文で確認しておきましょう。
I haven’t finished my homework yet.
私は、まだ宿題を終えていない。
The task is not finished yet.
その仕事は未だに終わっていない。
Have you read the book yet?
もうその本を読んでしまいましたか。
#2 副詞としての「yet」・その2
現在完了で用いる他に、「yet」は未来を表す文でも用いることができます。その場合の「yet」は「いつか、やがて」です。
さらに、「yet again」のように他の形容詞や副詞を修飾する用法もあります。この場合の意味は「さらに、そのうえ」です。
みなさんは、「yet」にこれらのような意味やニュアンスがあることをイメージしにくいかもしれませんね。しかし、これらを覚えておけば英会話や仕事など実用的なシーンできっと役に立つことでしょう。
I will check it yet.
いつかチェックしておくよ。
You’ll have a hard time yet.
そのうち辛いときを過ごすことになるぞ。
I have made a mistake yet again.
私は、またミスをしてしまった。
\次のページで「接続詞としての「yet」」を解説!/