この言葉の代表的な英訳は「outlet」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。
個別指導塾で受験生の指導経験が豊富なライターさとみあゆを呼んです。一緒に「コンセント」の英訳や使い方を見ていきます。
ライター/さとみあゆ
個別指導塾で多くの受験生を指導してきた経験を持つ。そのノウハウを駆使し、受験生だけでなく社会人にも「使える英語」を伝授する。
「コンセント」の意味と使い方は?
「コンセント」という名前の由来は、大正時代に「concentric plug」という名称が使われていたから。「concentric」という言葉には「同心の」という意味があり、大正時代の「コンセント」が同心円の形をしていたので、こう呼ばれていたようです。時代を経て「コンセントリックプラグ」から「コンセント」へと変化して行ったと考えられています。
それでは、「コンセント」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。
「コンセント」の意味
「コンセント」とは、どの家庭にもある「壁などに設けられている電気コードの差し込み口」のことです。カタカナで表記するので英語圏で使われている言葉だと想像している人も多いでしょう。しかし、実はこの「コンセント」という言葉は、日本でしか通じない「和製英語」なのです。
「コンセント」には、次のような意味があります。
配線から電気を取るための、プラグの差し込み口。また、その器具。俗に、プラグと混同して「コンセントを抜く」ということもある。
[補説]日本語での用法。英語では「調和・一致」の意で、日本語のコンセントに相当する語は、米国では outlet、英国では socket を使う。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「コンセント」
「コンセント」の使い方・例文
次に「コンセント」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.アイロンを使った後は必ずコンセントからプラグを抜いてください。
2.スマホを充電したいのですが、コンセントはどこですか?
3.彼のアパートにはコンセントが一つしかありません。
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