「よいお年を」の英語での表現は?
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日本語の意味と使い方を復習したところで、いよいよ英語での表現を見ていきましょう。英語圏では日本のように「お正月」を祝う習慣はあまりありません。アメリカでは12月中旬くらいから学校が冬休みに入り、それに合わせてクリスマスから年末にかけて長期休暇を取る人たちが多く、クリスマスに家族や友人たちと過ごすために帰省したり旅行に出かけたりします。逆に、1月に入ると祝日は元旦だけでカレンダー通り2日から始業する会社が多いため、クリスマス~年末年始をまとめて「Merry Christmas and Have a happy new year!」(メリークリスマス、良いお年を!)を使うこともあります。「よいお年を!」に対応した定型文がないので、様々な言い方で「よいお年を!」という気持ちを表現することができますよ。
英語での表現その1 「Happy holidays! 」「Happy new year!」
友人や会社の同僚などの間で気軽に使えるカジュアルな表現です。仕事納めや冬休みに入る前の日など、年明けまで会わない場合の別れ際に使います。12月に「 Happy new Year! 」と言うと「よいお年を!」といった意味に、年が明けてからは「あけましておめでとう!」という意味で使えるので便利です。「Merry Christmas!」も使われますが、最近では宗教色がない「Happy holidays!」のほうが好まれます。「holidays」は複数形で使うのが一般的です。
Happy holidays!
よいホリデーシーズンをお過ごしください。
Happy new year!
よいお年を!
英語での表現その2「Have a happy new year!」
「 Happy new year! 」を少し丁寧にした表現です。「have」は「お過ごしください」というニュアンスで、年末以外でも挨拶によく使われます。「happy」の代わりに「wonderful」を使った表現もありますが、意味は同じです。少し丁寧なニュアンスがあるため、文章で使っても問題ありません。新年を迎えたら「have」を付けないで「 Happy new year! 」とします。
Have a happy new year!
よい新年をお過ごしください!
Have a wonderful new year!
素敵な新年をお迎えください!
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