この記事では「よいお年を」の英語表現について解説する。

この言葉の代表的な英訳は「Happy new year!」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。

TOEIC900点で、現役の翻訳者であるライターミッシェルを呼んです。一緒に「よいお年を」の英訳や使い方を見ていきます。

ライター/ミッシェル

中・高生の受験指導を経て、現在はアメリカで翻訳者として活動中。熟語の実践的な使い方を紹介する。

「よいお年を」の意味と使い方は?

年末になるとよく耳にする「よいお年を」の意味を理解していますか?まずは日本語で意味とその使い方を見ていきましょう。

「よいお年を」の意味

「よいお年を」は実は「よいお年をお迎えください」を省略した表現で、年末に「来年も(あなたにとって)よい年になることを願っています」という意味を込めた挨拶です。辞書では次のように説明されています。

年末、次回会うのは年明け以降であるという場合に交わす、別れ際の挨拶。英語圏では相当する言葉として「ハッピーホリデー」と言うこともある。

出典:実用日本語表現辞典「よいお年を」

「よいお年を」の使い方・例文

次に「よいお年を」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1. よいお年をお迎えください。

2. 来年もよいお年を!

\次のページで「「よいお年を」の英語での表現は?」を解説!/

「よいお年を」の英語での表現は?

image by iStockphoto

日本語の意味と使い方を復習したところで、いよいよ英語での表現を見ていきましょう。英語圏では日本のように「お正月」を祝う習慣はあまりありません。アメリカでは12月中旬くらいから学校が冬休みに入り、それに合わせてクリスマスから年末にかけて長期休暇を取る人たちが多く、クリスマスに家族や友人たちと過ごすために帰省したり旅行に出かけたりします。逆に、1月に入ると祝日は元旦だけでカレンダー通り2日から始業する会社が多いため、クリスマス~年末年始をまとめて「Merry Christmas and Have a happy new year!」(メリークリスマス、良いお年を!)を使うこともあります。「よいお年を!」に対応した定型文がないので、様々な言い方で「よいお年を!」という気持ちを表現することができますよ。

英語での表現その1 「Happy holidays! 」「Happy new year!」

友人や会社の同僚などの間で気軽に使えるカジュアルな表現です。仕事納めや冬休みに入る前の日など、年明けまで会わない場合の別れ際に使います。12月に「 Happy new Year! 」と言うと「よいお年を!」といった意味に、年が明けてからは「あけましておめでとう!」という意味で使えるので便利です。「Merry Christmas!」も使われますが、最近では宗教色がない「Happy holidays!」のほうが好まれます。「holidays」は複数形で使うのが一般的です。

Happy holidays!
よいホリデーシーズンをお過ごしください。

Happy new year!
よいお年を!

英語での表現その2「Have a happy new year!」

「 Happy new year! 」を少し丁寧にした表現です。「have」は「お過ごしください」というニュアンスで、年末以外でも挨拶によく使われます。「happy」の代わりに「wonderful」を使った表現もありますが、意味は同じです。少し丁寧なニュアンスがあるため、文章で使っても問題ありません。新年を迎えたら「have」を付けないで「 Happy new year! 」とします。

Have a happy new year!
よい新年をお過ごしください!

Have a wonderful new year!
素敵な新年をお迎えください!

\次のページで「英語での表現その3「I wish you a happy new year.」「Best wishes for the next year.」」を解説!/

英語での表現その3「I wish you a happy new year.」「Best wishes for the next year.」

主にメールや手紙など文章で使うことが多いフレーズです。できるだけ丁寧な気持ちを表したい場面やクリスマスカードおよびメールなどの文章で使うことができます。「best wishes」は手紙の結びに使われる表現で、「お幸せに」や「成功を祈ります」というニュアンスがありますよ。

I wish you a happy new year. / Wishing you a happy new year.
(あなたが)良い新年を迎えられるように願っています。

Best wishes for the next year.
来年がいい年でありますように。

「よいお年を」を英語で言ってみよう

この記事では「よいお年を」の意味・使い方・英訳を説明しましたが、「よいお年を」は年末に使う挨拶です。「Happy new year!」で「よいお年を!」という意味を表すことができます。メールなどの文章では「I wish you a happy new year.」というフレーズを使いましょう。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
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英訳英語

【英語】「よいお年を」は英語でどう表現する?「よいお年を」の英訳や使い方・事例を専門家がわかりやすく解説!

この記事では「よいお年を」の英語表現について解説する。

この言葉の代表的な英訳は「Happy new year!」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。

TOEIC900点で、現役の翻訳者であるライターミッシェルを呼んです。一緒に「よいお年を」の英訳や使い方を見ていきます。

ライター/ミッシェル

中・高生の受験指導を経て、現在はアメリカで翻訳者として活動中。熟語の実践的な使い方を紹介する。

「よいお年を」の意味と使い方は?

年末になるとよく耳にする「よいお年を」の意味を理解していますか?まずは日本語で意味とその使い方を見ていきましょう。

「よいお年を」の意味

「よいお年を」は実は「よいお年をお迎えください」を省略した表現で、年末に「来年も(あなたにとって)よい年になることを願っています」という意味を込めた挨拶です。辞書では次のように説明されています。

年末、次回会うのは年明け以降であるという場合に交わす、別れ際の挨拶。英語圏では相当する言葉として「ハッピーホリデー」と言うこともある。

出典:実用日本語表現辞典「よいお年を」

「よいお年を」の使い方・例文

次に「よいお年を」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1. よいお年をお迎えください。

2. 来年もよいお年を!

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