
英語速攻攻略を目指す!「however」の使い方を現役英語講師がわかりやすく解説
「however」は「しかしながら」という意味で有名ですが、その他の意味もその成り立ちを覚えれば、あっという間にマスターできるぞ。
国立大文学部卒業で、現役の英語講師でもあるライターすけろくを呼んです。さあ「however」攻略の授業を始めようか。

ライター/すけろく
現役英語講師として数多くの生徒を指導している。その豊富な経験を生かし、難解な問題を分かりやすく解説していく。
「however」の意味・用法とは?

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「however」には、いくつかの意味・用法があります。中でもよく知られているのが「しかしながら」という意味を表す接続副詞です。
その他にも、「どんなに~でも」や「どんなふうにでも」という意味を表す用法もあります。
また、「いったいどのようにして」と疑問文の文頭で疑問副詞の代わりに用いることも可能です。
#1 「しかしながら」
「however」には、接続副詞として「しかしながら」という意味を表す用法があります。接続副詞というのは、副詞の一種で接続詞のように前後の文の意味関係を示すことが可能です。
しかし、接続詞とは違って文と文をつなぐはたらきはありませんので、使う際には注意してください。
また、「however」の位置はカンマで区切って文中や文末で挿入句的に用いられるのが一般的です。(文頭での用法がないわけではありません)
では、その辺りも含めて例文で確認してみましょう。
It is said, however, Ken runs faster than Mike.
しかしながら、ケンの方がマイクよりも足が速いと言われている。
She has been sick in bed, however.
ところが、彼女は具合が悪くてずっと寝ているんだ。
#2 「どんなに~でも」
「however」には、「どんなに~しても」という意味を表す複合関係詞としての用法もあります。複合関係詞とは、関係詞に「ever」が付いてできたもので、その用法は元の関係詞に準じているのが特徴です。
「however」の場合は、関係副詞の「how」から派生したものと考えるとよいでしょう。「how」には後ろに形容詞や副詞を従えて「どのくらい~」を表す用法があります。
「however」も同様に、後ろには形容詞または副詞が続くのが特徴です。そして、全体としては副詞節を導き、主節の動詞句にかかっていきます。
では、例文を確認してみましょう。
However cheap the car may be, I won’t buy.
その車がどんなに安かろうと、私は買うつもりなどさらさらない。
However hard we tried, we couldn’t catch up with him.
どんなに一生懸命頑張っても、我々は彼に追いつくことはできなかった。
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