ハロゲン
17族にある元素はハロゲンと呼ばれています。ハロゲンにはフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、アスタチンがあり、1価の陰イオンになるのが特徴です。フッ素の反応性・酸化力が最も強く、原子番号が大きくなるほど弱くなっていきます。
ハロゲンの単体やハロゲンと水素が化合してできたハロゲン化水素は、よく教科書や試験に登場する物質です。特に塩素は塩化水素、塩化ナトリウムなどよく教科書に登場する化合物も多いので、しっかりと性質を理解してください。
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希ガス
周期表の一番右端にある18族の元素が希ガスです。希ガスという名前はまれなガス、という意味から付けられました。希ガスにはヘリウム、ネオン、アルゴン、クリプトン、キセノン、ラドンそして2015年に新元素と認められたオガネソンがあります。ヘリウムは声が変わるガスとして知られていて、またネオンはあの夜の繁華街で光るせオンサインのネオンのことで意外と身近なところにある元素もありますね。
希ガスは安定しているため、反応しづらいのが特徴です。その性質から、酸素と触れさせたくない実験をする際に実験系を満たすために使われています。
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「非金属」はいろいろな物質に変身!
非金属は共有結合やイオン結合をして、様々な物質を作ります。そのため酸素や水素、炭素といった非金属の元素はいろんな化合物としてこれからたくさん登場してくるのです。非金属を理解するには金属元素や周期表だけでなく、結合などに関連する知識も必要となってきます。
化学を学ぶ時、そうなる理由をきちんと理解することはもちろん大切です。しかし、化学にはたくさんの物質や用語が出てきます。理論を深く理解するためにも教科書などをしっかりと読み、理解できない言葉は化学事典などでしっかりと意味を確認してみてください。自分で調べて言葉にまとめる練習をすることは、大学入試の二次試験対策にもなります。