この言葉の代表的な英訳は「but」ですが、この言葉の幅広い意味やニュアンスを理解すると、英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。
10数年間、中高生に英語を指導しているライターヤマトススムを呼んです。一緒に「しかし」の英訳や使い方を見ていきます。
ライター/ヤマトススム
10数年の学習指導の経験があり、とくに英語と国語を得意とする。これまで生徒たちを難関高校や難関大学に導いてきた。
「しかし」の意味と使い方は?
それでは、「しかし」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。
「しかし」の意味
「しかし」には、少しずつニュアンスの違った次のような複数の意味があります。
1.前に述べたことや相手の判断と対立する事柄を話しだすときに用いる。そうではあるが。けれども。だが。
2.前に述べたことを受けつつ、話題を転ずるときに用いる。それはそれとして。
3.感動を込めて述べ始めるときに用いる。それにしても。
出典:デジタル大辞泉(小学館)
「しかし」の使い方・例文
次に「しかし」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.彼は努力して野球チームでレギュラーになった。しかし、甲子園には出場できなかった。
2.この国語辞典は類語や反対語、最新の語まで載っている。しかし、調べる気になるかだ。
3.しかし、あなたの医療に関する研究の熱心さには頭が下がる。
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