理科生物生物の分類・進化

無脊椎動物にはどんな種類の生き物がいる?現役講師がさくっとわかりやすく解説!

よぉ、桜木建二だ。今回は無脊椎動物という生物たちについてみていこう。

中学校の理科でも出てくる言葉だが、意外とあいまいな記憶のままにしているやつも多いんじゃないか?無脊椎動物にはたくさんの種類がある。どんな生物が無脊椎動物にふくまれるのかを紹介してもらおう。

大学で分類学を中心に勉強していた現役講師のオノヅカユウを招いたぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/小野塚ユウ

生物学を中心に幅広く講義をする理系現役講師。大学時代の長い研究生活で得た知識をもとに日々奮闘中。「楽しくわかりやすい科学の授業」が目標。

無脊椎動物とは?

無脊椎動物(むせきついどうぶつ)とは、脊椎動物以外の動物をまとめて指す言葉です。非常に大雑把なまとめ方であり、地球上に現生する生物の大半は無脊椎動物にふくまれてしまうほど、とにかくあらゆる生物種が無脊椎動物の仲間といえます。

「無脊椎動物に共通した特徴がある」というよりも、「脊椎動物以外の動物ぜんぶ」というくくり方なので、無脊椎動物について知りたければ、まずは脊椎動物というものについて確認するのが良いでしょう。

脊椎動物とは?

脊椎動物は、簡単に言えば背骨をもっている動物のことを指します。具体的には、哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、魚類の生き物たちのことです。

背骨をもつ生き物は、動物の中でもとくに複雑化したものと考えられています。言い換えれば、背骨を持っていない無脊椎動物は、生物が進化の道のりで脊椎動物に至る前に分岐した生物たちを指しているといえるのです。

\次のページで「無脊椎動物の仲間たち」を解説!/

次のページを読む
1 2 3 4
Share: