日本史歴史縄文時代

日本の歴史はここから始まる「縄文時代」を元塾講師が分かりやすく5分で解説

よぉ、桜木建二だ。今日は縄文時代(じょうもんじだい)について勉強していくぞ。縄文時代は日本の時代区分において最初の年代として扱われており、そのため日本の歴史でまず習うことになるのが縄文時代だ。

初めて習う日本の歴史、ここでつまずいてしまっては苦手意識を持ってしまうに違いない。そうならないよう、今回は縄文時代について日本史に詳しいライターリュカと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

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ライター/リュカ

元塾講師で、現役のライター。塾講師とライター業に共通して「わかりやすい伝え方」に定評がある。今回は得意分野のひとつである「歴史」から縄文時代をわかりやすくまとめた。

縄文土器が誕生するまでの流れ

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縄文海進によって変わった食生活

歴史は「人物」に比べて「時代」は覚えづらく、それはあまりに漠然としすぎているからです。実際、いくら必死で勉強してもその時代全てを網羅するのは不可能で、そこで必要なのが的を絞った覚え方。縄文時代の場合、それは土器暮らしではないでしょうか。

そこで、ここは縄文土器と暮らしに的を絞って解説していきますね。まず土器ですが、人々が土器を作って使おうとしたきっかけは温暖化による縄文海進とされていて、縄文海進とは縄文時代に日本で発生した海水面の上昇です。これによってナウマンゾウを始めとして、多くの大型哺乳類が絶滅してきました。

そうなると人々が困ったのは食事、食糧として狩っていた獲物が絶滅したことで食生活の変更を余儀なくされたのです。しかし人間とは実に利口な生き物、縄文時代の人々は哺乳類が絶滅した一方で、温暖化によって植物が豊富に芽を出すようになったことに気づき、これを新たな食糧にしようと考えます。

食べ物の新たな保存方法と調理方法の模索

これまで狩りや釣りによって動物や魚を食べていた人々でしたが、植物が育ったことでこれらに加えて木の実や山菜を食べる知識と習慣を身につけました。しかし、困ったことに木の実や山菜は食べづらく、なぜなら堅い殻で覆われているものや、直接焼くとたちまち燃えてしまうものも少なくなかったからです。

そこで人々は考えます。「山菜や木の実は食べづらく、また温暖化した暖かさでは食べ物はすぐに腐ってしまう。これを解決する方法はないだろうか?」、「直火焼きではない調理方法を実現するにはどうすれば良いだろうか?」……そこで考えたのが器を使うことでした。

器に食べ物を保管すれば空気や湿気を遮断して塩漬けにできますし、食べ物を器に入れた状態で焼けば直火以外を避けて焼くこともできるでしょう。人々は早速器となるものを作ることに取り掛かり、その結果いよいよ完成した器が縄文土器と呼ばれるものなのです。

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縄文土器を使用する目的には儀式なども含まれているが、作られるきっかけとなったのは縄文海進によって変化した食生活への対応だ。食べ物の保存方法や調理方法、人々はこうした必要性を考えた末に縄文土器を作り出したのだ。

縄文土器の種類と特徴

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