
「電気抵抗」とは?電気電子工学科の学生ライターが分かりやすくわかりやすく解説
オームの法則

image by Study-Z編集部
いよいよオームの法則です。オームの法則とは電気回路における電圧と電流の関係を表す法則で上の画像で表されます。
中学生でも学習する法則で大部分の方が知っている法則ですね。ただこの法則を適当に解釈してしまうと応用でつまづいてしまいます。ここでもう一度おさらいしておきましょう。
オームの法則を使いこなすコツは抵抗に着目する事です。
回路の問題が苦手な人にありがちな声は
「どこにオームの法則を使っていいか分からない…」
「回路が複雑で何から始めたらいいか分からない…」
というようなものが多いですね。これを解決する方法が先ほども述べた抵抗に注目することです!
オームの法則は正確には電圧と電流の比が抵抗値という値に相当するという法則なんですね。つまり電圧Vは抵抗の両端に掛かる電位差ですし、電流Iは抵抗に流れる電流な訳です。
なのでオームの法則を使うときは回路全体を眺めるのではなく回路中に接続されている抵抗に注目して一つ一つやっていきましょう!
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電気抵抗のポイント
今回の記事では電気抵抗について詳しくみてきました。それではこの記事で絶対に抑えてほしいポイントを振り返っていきます!
まず、電気抵抗というのは電気の流れにくさを表していましたね!電気が流れにくくなる原因は物質中の自由電子が少なくなることです。
また、電気抵抗の値は物質の種類だけでなく、物質の形によっても変化すると説明しました。
長さが長くなればなるほど、幅が狭くなればなるほど電気抵抗の値は大きくなります!
最後に、オームの法則を適用するときは抵抗に着目して式を使ってみること。
以上の点を覚えておけば電気抵抗に関する知識はほとんど完璧だといえるでしょう!あとは基本的な並列接続や直列接続の計算を復習しておくとよいですね。
今回の記事の知識を生かして頑張ってみてください!