
【英語】1分でわかる!「There V S.」の意味・使い方・例文は?ドラゴン桜と学ぶ英語主要熟語

端的に言えばこの熟語の意味は「SがVしている」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
中高生に英語や数学など、指導経験豊富なライター要を呼んだ。一緒に「There V S.」の意味や例文を見ていくぞ。

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/要
塾講師を5年していた経験がある。留学経験があり、学生時代は留学生と英語でコミュニケーションを取っていた。日本語とは違った英語の感覚をわかりやすく伝える。
熟語「There V S.」の意味は?

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熟語「There V S.」は、「There is S.」の構文の動詞にbe動詞以外を入れたケースです。基本構文となる「There is S.」も、今回紹介する「There V S.」も、倒置の形になった構文になります。
何気なく使っている構文ですが、主語や動詞をしっかりと理解している人は多くありません。そこで、まずは基本構文となる「There is S.」から見ていきましょう。
基本構文「There is S.」
「There is S.」は、「Sがいる」という意味を表します。この文章において動詞はbe動詞「is」ですが、主語は「There」ではありません。「There」は副詞なので、主語にはなれないのです。
この文章における主語は、be動詞の後にくるSとなります。そのため、基本構文も「There V S.」という方で倒置になっていることがわかりますね。
もしSが複数形の場合には、be動詞を「are」にしましょう。また、シーンに合わせた時制にも気をつける必要があります。
There is a dog on your bed.
あなたのベッドに、犬がいます。
There is a school by the park.
公園のそばに、その学校があります。
There are so many people in the park.
公園の中には、たくさんの人がいます。
「There V S.」の意味「SがVしている」
「There V S.」は基本的に、「SがVしている」や「SがVにある」という意味を表します。そして、Vにbe動詞以外の動詞を入れて活用することが可能です。
「There V S.」はMVSの形をとるため、SVMの第一文型となります。第一文型で用いられる動詞は自動詞のため、自動詞を入れて活用することができますよ。
例えば、「There exist S」で「Sが存在している」、「There grow S」で「Sが育つ」、「THere remain S」で「Sが残っている」、「There seem S」で「Sのようだ」など、さまざまな意味を表せます。例文で具体的な使い方を見ていきましょう。
There live my mother in the UK.
私の母は、イギリスに住んでいます。
There stand a library on the hill.
丘の上に図書館が建っています。
There comes a time when you will finish it.
それを終わらせる時間が、もう来ています。
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