この記事では英語の熟語「leave A to B」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「AをBに任せる」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

現役の翻訳者であるライターmiyukiを呼んです。一緒に「leave A to B」の意味や例文を見ていきます。

ライター/miyuki

都内で働く現役の翻訳者。国内外の論文、報告書などの和訳と英訳を手がける。経験を生かして自然で簡潔な英語表現を伝授する。

熟語「leave A to B」の意味は?

image by iStockphoto

leaveは、自動詞、他動詞、名詞の役割があり、複数の意味があります。

「leave A to B」はleaveの他動詞の用法です。

他動詞のleaveには「~を任せる」「~から離れる」「~を残す」などの意味があるため、用途によって「leave A to B」は異なる意味になります。

意味その1 「AをBに任せる」

Aには任務や責任などの名詞、Bには人がきます。

誰かに何かを任せる、何かを誰か任せにする、という際に使用されますね。

Bの判断やセンスを信頼して、Aのことを任せるニュアンスがあります。

I leave it to you. It’s your life.
あなたに任せるわ。あなたの人生だからね。

He left it to my decision. 
彼はそれを私の判断に任せた。

Leave it to me. Tom is sick today, isn’t he?
私に任せておきなさい。今日はトム君病気なんでしょ?

意味その2 「BのためにAを離れる」

「~から離れる」という意味でのleaveでは、to以下のためにA(場所)を離れる、という表現で用いられます。

I have to leave a table to answer a call from my mother.
母からの電話に出るために席を外さなければならなかった。

I left home to go to a high school in Tokyo.
東京の高校に行くために私は親元を離れました。

She left home Sunday morning to attend a meeting in United States.
アメリカでの会議に参加するために日曜の朝に自宅を出ました。

\次のページで「意味その3「AをBに残す」」を解説!/

意味その3「AをBに残す」

「~を残す」という意味のleaveでは、主に遺産や遺言などをBに残す、という用途で使用されます。

He left his entire estate to his only son.
彼は全財産を一人息子に託した。

We must make every effort not to leave  these issues to our younger generation as a negative inheritance.
われわれは、これらの課題を負の遺産として次世代に残さないようあらゆる努力をしなければなりません。

熟語「leave A to B」の言い換えや、似た表現は?

意味その1での言い換えには「entrust A to B」があります。

詳しくみてみましょう。

言い換え例:「entrust A to B」を使った言い換え

「entrust」(預ける、託す、信託する)という単語を用いて言い換えることができます。

Bのことを信頼してAのことを任せる、委託する、というニュアンスですね。

Aには責任や任務の他に、貴重品、子供、お金などをおくこともできます。

I decided to entrust my son to her care.
彼女に息子の世話を任せることに決めた。

I entrusted the duty to him.
私は彼にその任務を託した。

I will entrust everything to you.
私はあなたに全てを託します。

\次のページで「熟語「leave A to B」を使いこなそう」を解説!/

熟語「leave A to B」を使いこなそう

この記事では熟語「leave A to B」の使用例や、他の表現での言い換えパターンを説明しました。leaveは様々な意味を持つ単語ですので、それぞれの意味を把握して文脈に応じて使いこなせるようにしましょう。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
" /> 【英語】1分でわかる!「leave A to B」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語 – Study-Z
英語の熟語

【英語】1分でわかる!「leave A to B」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語

この記事では英語の熟語「leave A to B」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「AをBに任せる」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

現役の翻訳者であるライターmiyukiを呼んです。一緒に「leave A to B」の意味や例文を見ていきます。

ライター/miyuki

都内で働く現役の翻訳者。国内外の論文、報告書などの和訳と英訳を手がける。経験を生かして自然で簡潔な英語表現を伝授する。

熟語「leave A to B」の意味は?

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leaveは、自動詞、他動詞、名詞の役割があり、複数の意味があります。

「leave A to B」はleaveの他動詞の用法です。

他動詞のleaveには「~を任せる」「~から離れる」「~を残す」などの意味があるため、用途によって「leave A to B」は異なる意味になります。

意味その1 「AをBに任せる」

Aには任務や責任などの名詞、Bには人がきます。

誰かに何かを任せる、何かを誰か任せにする、という際に使用されますね。

Bの判断やセンスを信頼して、Aのことを任せるニュアンスがあります。

I leave it to you. It’s your life.
あなたに任せるわ。あなたの人生だからね。

He left it to my decision. 
彼はそれを私の判断に任せた。

Leave it to me. Tom is sick today, isn’t he?
私に任せておきなさい。今日はトム君病気なんでしょ?

意味その2 「BのためにAを離れる」

「~から離れる」という意味でのleaveでは、to以下のためにA(場所)を離れる、という表現で用いられます。

I have to leave a table to answer a call from my mother.
母からの電話に出るために席を外さなければならなかった。

I left home to go to a high school in Tokyo.
東京の高校に行くために私は親元を離れました。

She left home Sunday morning to attend a meeting in United States.
アメリカでの会議に参加するために日曜の朝に自宅を出ました。

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