化学

「アセトン」ってどんな物質?沸点や性質、使い方を元家庭教師が説明!

マニキュアを楽しんだ後はきれいにオフ、除光液

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爪をきれいに彩るネイル。それを落とすのに使われているのがアセトンです。マニキュアはラッカー塗料とその成分はほとんど同じで、アクリルやニトロセルロースをを有機溶剤に溶かして作られています。有機溶剤を落とすことはアセトンの得意分野ですね。

健康被害が比較的少ないアセトンですが、脱脂性が強く爪を痛めてしまう事も。そのため、ノンアセトンの除光液も売られています。爪が弱い人は買う前にきちんと製品に含まれる成分を確認しましょう。また、ストーブやドライヤーなどの側で使うと使うのも危険です。特に密閉した部屋では揮発によって空気中のアセトンの濃度が高くなり、引火することがあります。

除光液は油性ペンを消したりテープをはがした後のべたつきを取ることもできるので、家に1本あると便利です。

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アセトンは実験でよく使われる溶媒のひとつで、化学合成の実験をする人には本当になじみ深い薬品のひとつだ。ただし、引火しやすく人体にも影響があるので使い方には注意が必要だ。

アセトンはケトン類

アセトンはケトン類

image by Study-Z編集部

最後にケトンについてご紹介します。

分子内にカルボニル基を持つものをカルボニル化合物と言うのです。カルボニル基とは上の図の黄色い四角の中のように、1つの炭素原子が持つ4つの不対電子のうち2つが酸素と二重結合を作り、2つの不対電子が残った状態となっています。

このとき、カルボニル基のR1にHが入るものをアルデヒド、R1、R2の両方に炭化水素が入るものをケトンと言うのです。アセトンはR1とR2の両方にメチル基が入った化合物になります。

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ケトンだけでなくアルコール、エーテル、エステルといった官能基は種類ごとにしっかりと性質を覚えておけ。ここで怠けると有機化学で躓くぞ。

アセトンは化学実験の強い味方

覚えることも理解することも多い有機化学。大変な分野ですが、化学実験をするうえで物質の性質を理解することはとても大事です。アセトンは溶媒としても実験器具の洗浄用としても実験に欠かせない物質ながら引火しやすく取り扱いには注意が必要。しっかりとその性質を覚えてください。

沸点などを理解するのに極性の概念は必要不可欠です。これを機に覚えてくださいね。

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たかはし ふみか