この記事では英語の熟語「such ... (that) ~」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「~するほどとても…」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

国立大文学部卒業で、現役の英語講師でもあるライターすけろくを呼んです。一緒に「such ... (that) ~」の意味や例文を見ていきます。

ライター/すけろく

現役英語講師として数多くの生徒を指導している。その豊富な経験を生かし、難解な問題を分かりやすく解説していく。

熟語「such ... (that) ~」の意味は?

image by iStockphoto

「such ... (that) ~」は、「~するほどとても…」「とても…なので~する」訳されます。この表現は、「形容詞+名詞」の程度や結果を表すものです。

後ろから前に戻って訳せば前者のような日本語訳になりますし、前から後ろに訳しおろせば後者のようになります。

どちらで訳せばよいかは、ケース・バイ・ケースだといえるでしょう。

意味その1 「~するほどとても…」

「such ... (that) ~」の意味は、「~するほどとても…」です。この表現は、「形容詞+名詞」が「~するほど」のものであることを表す際に用いられます。

逆に、「~できないほど」とする際には「that」以降に続く文で「can't」を明記する必要があるので要注意です。

He is such an emotional person that he often cries for no reason.
彼は、しばしば理由もなく泣いてしまうほど感情的な人間だ。

That was such an awful movie that I got out of the theater.
それは、劇場を出てしまったくらい不愉快な映画だったよ。

It is such a big problem that everyone should be concerned.
それは、誰しもが関心を持つべき大きな問題だね。

意味その2 「とても…なので~する」

「such ... (that) ~」は「とても…なので~する」と訳すこともできます。こちらの方が、文章の流れにそって訳しおろすことができるので、便利かもしれません。

She was in such a hurry that she left her bag on the train.
彼女はとても慌てていたので、バッグをバスに置き忘れてしまった。

It was such a lovely day that I went for a walk with my dog.
とても天気が良かったので、私は犬と散歩に出かけたんだ。

We had such a good time in L.A. that we miss you so much.
ロスではとても楽しいときを過ごしたので、みなさんがいなくてとても寂しいです。

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熟語「such ... (that) ~」の言い換えや、似た表現は?

「such ... (that) ~」と似た意味を持つ表現に「… enough to ~」「too … to ~」があります。これらは、いずれも不定詞を用いる重要構文です。

特に、「too … to ~」構文の方は否定的な意味合いが含まれますので、注意しましょう。

言い換え例:「… enough to ~」を使った言い換え

「… enough to ~」を使うと、言い換えることができます。この場合、「十分…なので~する」または「~するには十分…」が基本的な意味です。

また、副詞の「enough」は修飾する形容詞や副詞の直後に置かれるので注意しましょう。

She was brave enough to argue with her boss.
彼女は、上司と議論するほど勇敢だった。

The child was clever enough to solve the problem.
その子どもは、聡明にもその問題を解いてしまった。

The road is wide enough to drive a car through.
その道は、自動車が通るには十分な広さがある。

言い換え例:「too … to ~」を使った言い換え

「too … to ~」を使うと、言い換えることができます。こちらには「できない」という否定の意味が含まれますので注意しましょう。

訳し方は、「…すぎて~できない」または「~するには…すぎる」のいずれかです。

He is too shy to speak to girls.
彼は内気すぎて女の子に話しかけられない。

The book was too difficult for us to read.
その本は、我々が読むには難しすぎた。

I am too afraid to tell the truth.
僕は怖すぎて真実を告げられない。

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熟語「such ... (that) ~」を使いこなそう

この記事では熟語「such ... (that) ~」の使用例や、他の表現での言い換えパターンを説明しました。今回のものは、接続詞や不定詞も含めて非常に書き換え表現の多い表現です。

文法問題にも読解問題にも対応できるように、しっかり復習してマスターしてしまいましょう。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
" /> 【英語】1分でわかる!「such … (that) ~」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語 – Study-Z
英語の熟語

【英語】1分でわかる!「such … (that) ~」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語

この記事では英語の熟語「such … (that) ~」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「~するほどとても…」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

国立大文学部卒業で、現役の英語講師でもあるライターすけろくを呼んです。一緒に「such … (that) ~」の意味や例文を見ていきます。

ライター/すけろく

現役英語講師として数多くの生徒を指導している。その豊富な経験を生かし、難解な問題を分かりやすく解説していく。

熟語「such … (that) ~」の意味は?

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「such … (that) ~」は、「~するほどとても…」「とても…なので~する」訳されます。この表現は、「形容詞+名詞」の程度や結果を表すものです。

後ろから前に戻って訳せば前者のような日本語訳になりますし、前から後ろに訳しおろせば後者のようになります。

どちらで訳せばよいかは、ケース・バイ・ケースだといえるでしょう。

意味その1 「~するほどとても…」

「such … (that) ~」の意味は、「~するほどとても…」です。この表現は、「形容詞+名詞」が「~するほど」のものであることを表す際に用いられます。

逆に、「~できないほど」とする際には「that」以降に続く文で「can’t」を明記する必要があるので要注意です。

He is such an emotional person that he often cries for no reason.
彼は、しばしば理由もなく泣いてしまうほど感情的な人間だ。

That was such an awful movie that I got out of the theater.
それは、劇場を出てしまったくらい不愉快な映画だったよ。

It is such a big problem that everyone should be concerned.
それは、誰しもが関心を持つべき大きな問題だね。

意味その2 「とても…なので~する」

「such … (that) ~」は「とても…なので~する」と訳すこともできます。こちらの方が、文章の流れにそって訳しおろすことができるので、便利かもしれません。

She was in such a hurry that she left her bag on the train.
彼女はとても慌てていたので、バッグをバスに置き忘れてしまった。

It was such a lovely day that I went for a walk with my dog.
とても天気が良かったので、私は犬と散歩に出かけたんだ。

We had such a good time in L.A. that we miss you so much.
ロスではとても楽しいときを過ごしたので、みなさんがいなくてとても寂しいです。

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