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コウテイペンギン、オウサマペンギン、イワトビペンギン、フンボルトペンギンなど、水族館で目にすることのできるペンギンもたくさんいますね。
ペリカン目
ペリカンの仲間を中心とした分類群です。2010年前後に分類群の変更があり、それまで別の目に属していたトキの仲間やサギの仲間などが、このペリカン目にふくまれることとなりました。
新潟県の佐渡で放鳥が進められているトキや、水辺でよく見るアオサギなどがいます。また、最近人気のハシビロコウもこのペリカン目です。
ツル目
めでたいものの象徴として古来から愛される鳥・ツル。その代表格であるタンチョウは北海道で見ることができます。また、ナベヅルやマナヅルは冬の渡り鳥としてよく知られていますね。
ツル目にはクイナの仲間もふくまれています。沖縄のヤンバルクイナが有名です。
日本に鳥類は何種類くらいいるのか?
冒頭でもお伝えした通り、世界には1万種ほどの鳥類がいるといわれています。そのうち、日本国内で見ることができるのは650種前後!小さな島国でこんなにたくさんの鳥を見られるなんて、すごいと思いませんか?
これは日本が南北に長いために多様な気候条件にすむ鳥がいること、そして、山・海・平野・都会などのさまざまな環境に適した鳥が住んでいることによります。
また、鳥が大空を羽ばたいて、時には遠距離を移動することも原因のひとつでしょう。日本で生まれ、その地域で一生を終える鳥もいれば、ある季節にだけ遠方から飛んでくる渡り鳥もいます。一年を通して国内のあちこちで観察をすれば、相当な数の鳥類を実際に見ることができるはずです。
図鑑と双眼鏡をもって外に出よう!
鳥類の特徴とおおまなか分類をご紹介しました。鳥にはたくさんの種類がありますが、分類群という観点で見ると、なんとなく鳥類のグループが飲み込めてくるはずです。
日本は多くの鳥が見られる国。ぜひ図鑑と双眼鏡をおともに、鳥を観察しに行ってみてくださいね。