
スズメ目
Neoavesのなかでも最大の種数が属しているのが、私たちにとって特に身近な鳥であるスズメの名を冠したスズメ目です。なんと6000以上の種がスズメ目に含まれており、これはNeoaves内だけでなく、鳥類全体を見ても最も多くの種が含まれている目であるといわれています。

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カラス、ツバメ、ヒバリ、ムクドリ、シジュウカラ、メジロ、ウグイス、ヤマガラ…日本人になじみ深い多くの鳥が、このスズメ目に含まれる鳥なんです。比較的小さめの鳥が多く、またよく鳴く(さえずる)鳥が多いのも特徴だといわれます。名前の分らない鳥であっても、小さめで何かしら鳴いているのであれば、その鳥はスズメ目である可能性が高いでしょう。
オウム目(もしくはインコ目)
ペットとしておなじみのオウムやインコの仲間がふくまれているのがオウム目(もしくはインコ目)。350種ほどが属しているといわれています。小柄ながらも華やかな色味の羽をもつ種が多く、乱獲によって絶滅の危機に瀕している種も多い分類群です。
セキセイインコやオカメインコ、キバタンなどがよく知られていますね。
フクロウ目
フクロウ目に分類されているのは220種ほど。大きなものからちいさなものまで体の大きさは多様ですが、多くは夜に狩りを行う夜行性です。ミミズク、アオバズク、コノハズク、スズメフクロウ、メンフクロウなどの仲間がいます。日本にも10種ほどのフクロウ目がいるのですが、みなさんは出会ったことがあるでしょうか?
タカ目
比較的大型で、肉食性の種が多いタカの仲間です。日本では、トビやノスリ、イヌワシ、クマタカ、ミサゴなどが見られますね。海外のみで見られる種には、コンドルの仲間やヘビクイワシなどがいます。
ペンギン目
日本でもおなじみのペンギンの仲間が属しているのがペンギン目です。現在地球上に存在するペンギンは全部で19種類。南半球に分布している生き物です。空を飛ぶことができませんが、水中で翼(フリッパー)を羽ばたかせ、まるで飛んでいるかのように水中を自在に泳ぎ回ります。
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