
【英語】1分でわかる!「(with) all things considered」の意味・使い方・例文は?ドラゴン桜と学ぶ英語主要熟語

端的に言えばこの熟語の意味は「全てを考慮に入れると」だが、分詞構文や慣用句の問題として試験に出題されることの多いフレーズだぞ。
個別指導塾で受験生の指導経験が豊富なライターさとみあゆを呼んだ。一緒に「(with) all things considered」の意味や例文を見ていくぞ。

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/さとみあゆ
個別指導塾で多くの受験生を指導してきた経験を持つ。そのノウハウを駆使し、受験生だけでなく社会人にも「使える英語」を伝授する。
熟語「(with) all things considered」の意味は?

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「(with) all things considered」は、「全てを考慮に入れると」「あれこれ考えてみると」などという意味の熟語です。よく見かけるのは、「with」が省略されて、「All things considered」の形で文頭に置かれるパターン。
文法的には独立分詞構文というものになりますが、慣用表現としてそのまま覚えてしまうのがおすすめです。
意味その1 「全てを考慮に入れると」
分詞構文というと、文法の時間に習った覚えのある人も多いのではないでしょうか?ここでは分詞構文の詳しい説明は省きますが、「(with) all things considered」は主語が残った独立分詞構文と呼ばれるものです。
「when」「if」などの接続詞と「be動詞」が省略されているので、元の形は「when all things are considered」と受動態の形になっています。「すべてのことが考慮されると」となるので、「総合的に見ると」などと意訳するといいでしょう。
All things considered, you should quit the job.
総合的に判断して、君は仕事をやめるべきだ。
All things considered, he is the best teacher in this school.
あらゆる点を考慮すると、彼はこの学校で一番の先生だ。
It is a real bargain, all things considered.
あれこれ考えてみると、それは本当にお買い得だ。

ここで見たように、熟語「(with) all things considered」は「全てを考慮に入れると」という意味になる。この熟語は試験にもよく登場するので、文法的なことは頭の中に入れておく必要はあるが、慣用表現と捉えて暗記しておくことも大事だぞ。
熟語「(with) all things considered」の言い換えや、似た表現は?
「(with) all things considered」を似たような表現に言い換えるには、「considering ~」や「all in all」などが用いられます。特に「considering ~」は「~」の部分に入る言葉によって、さまざまな意味になる便利なフレーズです。
「(with) all things considered」と一緒に「considering ~」もまとめて覚えておいてください。
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