
【英語】1分でわかる!「It’s A(分) to B(時間).」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語
端的に言えばこの熟語の意味は「今B時A分前です。」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
元学習塾講師で難関高校対策を専門にするライターwhite_sugarを呼んです。一緒に「It’s A(分) to B(時間).」の意味や例文を見ていきます。

ライター/white_sugar
元学習塾講師。難関国私立高校受験対策英語専門に指導。指導実績は開成高校を筆頭に国立大付属高校、早慶等多数。
熟語「It’s A(分) to B(時間).」の意味は?

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英語の時間を表す表現にもバラエティが存在します。この表現で注意するのは、日本語と違って「分」が先に来ていること。
前置詞toを使うことで「B時になるまであとA分だ」という表現になります。直接何時何分というよりこなれた感じがしますよね。
意味その1 「B時A分前だ。あとA分でB時だ。」
日本語でも「6時5分前だよ。」とか「あと5分で6時だよ」という言い方がありますよね。この表現に該当します。
最初のうちは例文1のように1桁の数字が並ぶとちょっと混乱するかもしれませんね。例文2のほうがまだ感覚的につかみやすいかも。
15分を表すときにはfifteen以外にquarterをよく使います(例文3)。1時間の4分の1=15分ですからね。
時刻も数字を使う以外に正午ならnoon深夜の0時ならmidnightを使うこともあります(例文4)。
なお、日本語では30分前とも言いますが英語は「30分(以上)前」という表現はあまりしません。
1. What time is it now? –It is five to seven.
今何時だい?–7時5分前よ。
2. Hey, wake up! It’s fifteen to eight.
ちょっと、起きなさい!8時15分前だよ。
3. Hey wake up! It’s quarter to eight.
ちょっと、起きなさい!8時15分前だよ。
4. Oh, It’s ten to noon. It’s time to have lunch.
おや、あと10分で12時じゃないか。昼飯時だな。
意味その2 「●時〇分だ。」
「6時5分前」=「5時55分」ですよね。全く意味は同じなのですが、はっきりと「何時何分」と訳せると安心します。
1. What time is it now?–It’s five to seven.
今何時ですか?–6時55分です。
2. Hey, get up! It’s fifteen to eight.
= Hey, get up! It’s quarter to eight.
ほら、起きな!7時45分だよ。
3. It’s already ten to midnight. A pupil must go to bed.
もう11時50分ね。学生さんはねんねの時間よ。
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