「有機化合物」とは炭素を骨格とした化合物で「無機化合物」とはそれ以外の化合物
有機化合物は炭素を骨格とした化合物で、それ以外の化合物を無機化合物といいます。
有機化合物は古来から生物を構成する特別な物質とされてきましたが、研究が進むにつれて炭素を骨格とする化合物という意味に変化しました。
炭素が骨格となっているのには、炭素が4つの価電子を持っていて、様々な元素と反応しやすく、炭素同士でも長く結合できるという理由があります。
有機化合物と無機化合物には化学的な性質の違いもあるのです。有機化合物は共有結合で、融点が低く、水に溶けにくく非電解質で、有機溶媒には溶けやすく、燃えやすいが常温での反応性は遅いという特徴があります。
対して無機化合物はイオン結合で、融点が高く、水に溶けやすく電解質で、有機溶媒には溶けにくく、燃えにくいが常温での反応性は比較的早いという特徴があるのです。










