この記事では英語の熟語「be liable to ○○」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「〜しがちである」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

TOEIC880点で、現役の大学生であるライターTakaosushiを呼んです。一緒に「be liable to ○○」の意味や例文を見ていきます。

ライター/Takaosushi

英語を勉強することが好きで英語科に通う大学3年生。英語を言語学としても勉強する筆者が詳しく解説していく。

熟語「be liable to ○○」の意味は?

image by iStockphoto

「be liable to ○○」には「〜しがちである」「〜しそうである」という傾向を表す意味と、「〜に対して責任がある」「〜する義務がある」という法律などにおける義務を表す意味があります。法律関係でも使われる表現のためやや固い表現です。

うしろには動詞の原形または名詞が入ります。

意味その1 「〜しがちである」

「be liable to ○○」はうしろに動詞の原形を伴うことが多く「〜しがちである」「〜しそうである」という意味でよく使われる表現です。ネガティブな傾向について述べる際に使われます。

それでは例文を見ていきましょう。

She is liable to get sick.
彼女は体調を崩しがちだ。

It's liable to rain.
雨が降りそうだ。

Glass is liable to fracture.
ガラスは割れやすい。

意味その2 「~に対して責任がある」

また「be liable to ○○」にはうしろに名詞を伴って「~に対して責任がある」、うしろに動詞を伴って「~する義務がある」という意味があります。法律関係の話題で用いられる表現です。

それでは例文を見ていきましょう。

Men were liable to military service.
男性は兵役の義務があった。

We are liable to pay taxes.
私たちには納税する義務がある。

She is liable to a fine.
彼女は罰金を払わなくてはならない。

\次のページで「熟語「be liable to ○○」の言い換えや、似た表現は?」を解説!/

熟語「be liable to ○○」の言い換えや、似た表現は?

次に「be liable to ○○」の言い換え表現を紹介していきます。どちらも「~しがちである」「~する傾向がある」という意味でよく使われる表現です。

言い換え例:「tend to」を使った言い換え

「tend to」を使うと、言い換えることができます。「~する傾向がある」という意味の最も一般的な表現です。「tend」の名詞系「tendency」を使った「have a tendency to」も同義ですので合わせて覚えておきましょう。

ポジティブネガティブ両方の意味で使うことができます。

それでは例文を見ていきましょう。

She tends to wake up early.
彼女は早起きすることが多い。

He tends to get sick in summer.
彼は夏に体調を崩しがちだ。

People tend to look at foreigners with bias.
人は外国人を偏見の目で見てしまいがちだ。

言い換え例:「be prone to」を使った言い換え

「be prone to」を使うと、言い換えることができます。形容詞「prone」はラテン語の「前に傾いた」という意味の語が語源で、「傾向があって」という意味だけでなく「うつむけになった」「平伏した」という意味も持つ単語です。

ネガティブな傾向について述べる際使われ、うしろには名詞または動詞の原形がきます。

それでは例文を見ていきましょう。

I'm prone to diarrhea after eating spicy foods.
私は辛いものを食べた後お腹を壊しやすい。

My father is prone to get angry.
私の父は怒りっぽい。

Elderly people are prone to bone fractures.
高齢者は骨折しやすい。

\次のページで「熟語「be liable to ○○」を使いこなそう」を解説!/

熟語「be liable to ○○」を使いこなそう

この記事では熟語「be liable to ○○」の使用例や、他の表現での言い換えパターンを説明しました。ポジティブとネガティブなど、使われる際のニュアンスに気をつけて使用しましょう!

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
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英語の熟語

【英語】1分でわかる!「be liable to ○○」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟

この記事では英語の熟語「be liable to ○○」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「〜しがちである」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

TOEIC880点で、現役の大学生であるライターTakaosushiを呼んです。一緒に「be liable to ○○」の意味や例文を見ていきます。

ライター/Takaosushi

英語を勉強することが好きで英語科に通う大学3年生。英語を言語学としても勉強する筆者が詳しく解説していく。

熟語「be liable to ○○」の意味は?

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「be liable to ○○」には「〜しがちである」「〜しそうである」という傾向を表す意味と、「〜に対して責任がある」「〜する義務がある」という法律などにおける義務を表す意味があります。法律関係でも使われる表現のためやや固い表現です。

うしろには動詞の原形または名詞が入ります。

意味その1 「〜しがちである」

「be liable to ○○」はうしろに動詞の原形を伴うことが多く「〜しがちである」「〜しそうである」という意味でよく使われる表現です。ネガティブな傾向について述べる際に使われます。

それでは例文を見ていきましょう。

She is liable to get sick.
彼女は体調を崩しがちだ。

It’s liable to rain.
雨が降りそうだ。

Glass is liable to fracture.
ガラスは割れやすい。

意味その2 「~に対して責任がある」

また「be liable to ○○」にはうしろに名詞を伴って「~に対して責任がある」、うしろに動詞を伴って「~する義務がある」という意味があります。法律関係の話題で用いられる表現です。

それでは例文を見ていきましょう。

Men were liable to military service.
男性は兵役の義務があった。

We are liable to pay taxes.
私たちには納税する義務がある。

She is liable to a fine.
彼女は罰金を払わなくてはならない。

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