冒険家の紀行文で世界的に有名な場所となる
シャルル・ブイユヴォー神父が訪れたことでも西欧に徐々にアンコール・ワットが浸透していくも、知らない西欧人の方が多かったようで大々的に有名となるのがフランス人の冒険家によって世界的な場所であると知られていきました。博物学者と冒険家だったアンリ・ムーオがジョン・ボーリングによって書かれたシャム王国の内容に触発されて植物調査を志していき政府に研究費用を申請しましたが、断られてしまいロンドンの一部協会が支援してくれたことでシャムなどを探知していきます。
1860年にアンコール・ワットへ訪れ三週間に渡り内部の詳細を細かく記し旅行日記に書き留めムーオの死後にこの日記が公開されアンコール・ワット一帯が世界的に知られる場所となっていきました。
遺跡として保存する動きを強めていく近代アンコールワット
十九世紀頃はフランスとイギリスによる植民地争いが激化してた時にタイ王国から、フランスの植民地領となり本格的に研究が始まっていきアンコール遺跡保存事務所を設置していきました。1908年には観光用の道が作られてカンボジア王に即位したシソワットによって、アンコール・ワットとの関係を深めていきます。
更に遺跡として保存する動きが強くなっていくと、寺院に住んでいた僧達を退去させ保護寺院として保存活動が活発になっていきました。太平洋戦争後に独立したカンボジア王国は、遺跡の修復をしていきましたが1972年にカンボジア内戦が発生し武装組織だったクメール・ルージュが聖像破壊運動が行われて一部の奉納仏が壊され敷石にされてしまいます。
カンボジア王国がクメール・ルージュを追い込んでいくとアンコール・ワットへ逃げ込み遺跡群の堀を上手く利用し、遺跡であるため火重機の使用がためらわれておりましたが制圧するために砲撃を使い遺跡自体にも被害が出ていきました。
カンボジア最大の観光スポット
カンボジア来る旅行者は必ずといっていいほど、観光する場所となっています。
カンボジアまでの移動ルート
アンコール・ワットの最寄り空港がシェリムアップ国際となっていますが、日本からですと直行便が運航しておりませんのでバンコクかベトナムを経由してから到着。飛行時間だけで凡そ十時間から十二時間かかり経由するため空港での待ち時間もありますので十分に準備してからいくことをおすすめいたします。
航空会社は香港エクスプレスなどの格安LCCが多頻度で運航しており、ANAやJAL便はそこまで豊富ではありません。早朝の便で向かうことが出来れば十七時から十九時ぐらいの間で到着するとおもいますのでホテルのそのままチェックインし翌日アンコール・ワットに向かうといいでしょう。
アンコール・ワットの景色
シェリムアップ国際から五キロほど離れた位置に、アンコール・ワットがあり移動手段はタクシーかトゥクトゥクが主流ですので事前に予約を入れているとスムーズに目的地まで行けると思います。アンコール・ワットは基本として入場チケットが必要で事前にチケットセンターで購入しておかないと、中に入ることも出来ません。
入場後に一番最初に見ることが出来るのが、聖池であり天候に恵まれていると水面に逆さアンコール・ワットを見ること出来ます。また朝日は特に絶景ですのでアンコール・ワットへの入場が出来るのが朝五時からとなっておりますので是非見ましょう。
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