英語の熟語

【英語】1分でわかる!「It is high time ~ .」の意味・使い方・例文は?ドラゴン桜と学ぶ英語主要熟語

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では英語の熟語「It is high time ~ .」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「もういい加減に~すべき時である」だが、言葉の裏に不満や怒りが隠されていることを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

個別指導塾で受験生の指導経験が豊富なライターさとみあゆを呼んだ。一緒に「It is high time ~ .」の意味や例文を見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/さとみあゆ

個別指導塾で多くの受験生を指導してきた経験を持つ。そのノウハウを駆使し、受験生だけでなく社会人にも「使える英語」を伝授する。

熟語「It is high time ~ .」の意味は?

image by iStockphoto

「It is high time ~ .」は、「もういい加減に~すべき時である」というような意味を表します。ただし、「~すべき時間なのに、どうしてまだしていないの?!」という不満やちょっとした怒りを含んでいることも。

意味その1 「もういい加減に~すべき時である」

「It is high time ~ .」は「もういい加減に~すべき時である」という意味になり、「time」の後ろは「that節」(thatは省略可)が続きます。ここで注意するポイントは、「that節」の中の動詞が過去形になるという点です。

なぜ過去形が用いられるのかというと、「現在の事実とは異なることを仮定している」から。文法的には「仮定法過去」ということになります。

一つ目の例文で説明すると、「学校に行くべき時間」なのに、現在の事実としては「学校に行っていない」。つまり「学校に行くべき時間なのに、どうして行っていないの?!」という怒りが込められているということです。

It’s high time (that) you went to school.
もういい加減に学校に行く時間よ。(まだ学校には行っていない)

It’s high time (that) you made up your mind.
もう決心してもいい頃だ。(まだ決心していない)

It’s high time (that) he stopped smoking.
彼はもうタバコをやめるべきだ。(まだタバコをやめていない)

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ここで見たように、熟語「It is high time ~ .」は、「するべきことをやっていない」ということに対する不満を表現するために用いられることが多い。文法的には仮定法過去ということになるので、「that節」の中の動詞を過去形にするのがポイントだぞ。

熟語「It is high time ~ .」の言い換えや、似た表現は?

「It is high time ~ .」に似たような意味を持つ表現として、「It is time ~ .」「It is about time ~ .」などがあります。この3つの中で最も強い意味合いを持つのは、「high」が使われている「It is high time ~ .」です。

また、「It is high time ~ .」の「time」の後ろに「that節」ではなく「to+動詞の原形」が来る場合についても説明します。

\次のページで「言い換え例:「It is high time to+動詞の原形 .」を使った言い換え」を解説!/

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