この記事では英文法の重要単元「副詞の語法」について解説する。

副詞は形容詞と並んで「修飾語」と呼ばれるもののひとつですが、タイプによって置かれる位置が変わることを理解できれば、少しの時間であっという間にマスターできるぞ。

国立大文学部卒業で、現役の英語講師でもあるライターすけろくを呼んです。苦手意識のある者も、一緒に「副詞の語法」を基礎から速攻攻略していきます。

ライター/すけろく

現役英語講師として数多くの生徒を指導している。その豊富な経験を生かし、難解な問題を分かりやすく解説していく。

「副詞」の語法とは?

image by iStockphoto

「副詞」とは、様子や状態を表す言葉で、英語の世界では「名詞以外を修飾するもの」と定義できます。

「名詞以外」とは、具体的に「動詞」や「形容詞」「副詞」といった単語や「文全体」のことです。

そして、何を修飾するかによって置かれる位置が変わるのも副詞の特徴だといえます。

さらに、「頻度」を表す副詞など、特徴のある副詞もそれぞれ合わせておさえていきましょう。

「動詞」を修飾するもの

副詞といえば、まず最初に一般動詞を修飾するはたらきを思い起こす人が多いのではないでしょうか。

この場合、副詞は原則として文末に置かれ、後置修飾の形で前にある動詞を修飾するのが特徴です。

代表的な副詞には、「fast」「well」「hard」などが真っ先に挙げられます。

それでは、このタイプの副詞を含む例文を見ていきましょう。

I tried to run as fast as I could.
私は、できるだけ速く走ろうとしたんだ。

We know the student well.
我々は、その学生のことをよく存じています。

The man hit me hard.
その男性は、私を激しく叩いた。

これらの例文でも分かるように、英語の副詞は置かれる位置が日本語のそれとは異なります

英作文や和文英訳の際には、このことに十分留意するようにしてください。

「形容詞」や「副詞」を修飾するもの

次に形容詞や副詞を修飾するタイプについて見ていきましょう。

何やら難しそうな予感もしますが、実は全然そんなことはありません。

みなさんにとっておなじみの「very」や「so」「too」などがこのタイプに当てはまります。

では、早速例文で確認していきましょうか。

\次のページで「「頻度」を表す副詞」を解説!/

She is very busy with work now.
彼女は、現在仕事でとても忙しい。

There were so many students in the hall.
講堂には、実に多くの学生たちが詰めかけていた。

It's not good for our health to drink too much.
お酒をたくさん飲み過ぎるのは、我々の健康にとって良くない。

基本的には、なじみのある「very」の使い方を覚えておけば、他もあまり問題ないでしょう。

ただし、「enough」だけは「kind enough」のように形容詞や副詞の直後に付くので注意が必要です。

基礎の部分さえしっかりおさえておけば、発展・応用問題が来ても全然怖くありませんよ。

「頻度」を表す副詞

次に「頻度」を表す副詞を説明していきます。

「頻度」とは、「動作が繰り返される度合い」を表現する言葉です。

英語では「always」や「usually」の仲間がこれに当てはまります。

これらの副詞は、文末ではなく「一般動詞の前」や「be動詞の後ろ」に置かれるのが特徴です。

それでは、例文でその辺りを見ていきましょう。

She always buys top brands.
彼女は、いつだってブランド品しか買わない。

The man is usually reserved.
その男性は、普段無口である。

They rarely attend the meeting.
かれらは、めったにその会合には参加しない

置かれる位置が、動詞の種類によって変わるので一見するとややこしい印象を受けるかもしれません。

しかし、否定文を作る際に用いる「not」と同じ位置に入ると覚えれば、さほど難しくないはずです。

このように、ちょっとしたコツさえつかめれば、副詞は驚くほど簡単にマスターすることができます。

\次のページで「副詞は種類によって入る位置が変わる」を解説!/

副詞は種類によって入る位置が変わる

ひとくちに副詞といっても、いくつかのパターンに分かれているのが特徴です。

そして、どのタイプに分類されるかで文中に置かれる位置も変わってきます。

とはいえ、いちばん気をつけなければならないのは「頻度の副詞」です。

このタイプの副詞がマスターできれば、後は怖いものなどありません。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
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英語の勉強法

英語速攻攻略を目指す!「副詞の語法」を現役英語講師がわかりやすく解説

この記事では英文法の重要単元「副詞の語法」について解説する。

副詞は形容詞と並んで「修飾語」と呼ばれるもののひとつですが、タイプによって置かれる位置が変わることを理解できれば、少しの時間であっという間にマスターできるぞ。

国立大文学部卒業で、現役の英語講師でもあるライターすけろくを呼んです。苦手意識のある者も、一緒に「副詞の語法」を基礎から速攻攻略していきます。

ライター/すけろく

現役英語講師として数多くの生徒を指導している。その豊富な経験を生かし、難解な問題を分かりやすく解説していく。

「副詞」の語法とは?

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「副詞」とは、様子や状態を表す言葉で、英語の世界では「名詞以外を修飾するもの」と定義できます。

「名詞以外」とは、具体的に「動詞」や「形容詞」「副詞」といった単語や「文全体」のことです。

そして、何を修飾するかによって置かれる位置が変わるのも副詞の特徴だといえます。

さらに、「頻度」を表す副詞など、特徴のある副詞もそれぞれ合わせておさえていきましょう。

「動詞」を修飾するもの

副詞といえば、まず最初に一般動詞を修飾するはたらきを思い起こす人が多いのではないでしょうか。

この場合、副詞は原則として文末に置かれ、後置修飾の形で前にある動詞を修飾するのが特徴です。

代表的な副詞には、「fast」「well」「hard」などが真っ先に挙げられます。

それでは、このタイプの副詞を含む例文を見ていきましょう。

I tried to run as fast as I could.
私は、できるだけ速く走ろうとしたんだ。

We know the student well.
我々は、その学生のことをよく存じています。

The man hit me hard.
その男性は、私を激しく叩いた。

これらの例文でも分かるように、英語の副詞は置かれる位置が日本語のそれとは異なります

英作文や和文英訳の際には、このことに十分留意するようにしてください。

「形容詞」や「副詞」を修飾するもの

次に形容詞や副詞を修飾するタイプについて見ていきましょう。

何やら難しそうな予感もしますが、実は全然そんなことはありません。

みなさんにとっておなじみの「very」や「so」「too」などがこのタイプに当てはまります。

では、早速例文で確認していきましょうか。

\次のページで「「頻度」を表す副詞」を解説!/

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