
英語速攻攻略を目指す!「関係代名詞」を現役英語講師がわかりやすく解説
関係代名詞「what」の用法とは?
これまで紹介してきた関係代名詞のほかにも、「what」というものがあります。
こちらはやや特殊なもので、主格や所有格という分け方をしません。
では、どういうときに用いるのかというと、先行詞の存在しない場合です。
むしろ、それ自体に先行詞を含むといった方が、より正確でしょうか。
次の例文を見てもらった後、さらに説明を続けます。
This is the thing.
+ I have wanted to say it.
→ This is the thing which I have wanted to say.
= This is what I have wanted to say.
これが、私が言いたかったことだよ。
先行詞である「the thing」を含んでいるところが「what」の最大の特徴だといえます。
そのため、「こと」や「もの」と訳されるのもこの関係代名詞の特徴です。
そして、「名詞節」を導くはたらきを持っている点も忘れずにチェックしておきましょう。

先行詞を持たないなんて、変わった関係代名詞もあったもんだな。
これは、接続詞の「that」と混同しやすいからきちんと理解しておくんだぞ。
関係代名詞は後ろを見てから前を見る!
関係代名詞の判別といえば、ついつい先行詞をまず見てしまいがちです。
しかしながら、正しい判別を行うにはそれではいけません。
最初に後ろの文に欠けている要素があるかどうか、あるとしたら何が欠けているのか。
その後で、先行詞が人なのか人以外なのかを見るくせをつけるようにしましょう。
英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。