この記事では英語の熟語「cure A of B」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「AのBを治す」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

10数年間、中高生に英語を指導しているライターヤマトススムを呼んです。一緒に「cure A of B」の意味や例文を見ていきます。

ライター/ヤマトススム

10数年の学習指導の経験があり、とくに英語と国語を得意とする。これまで生徒たちを難関高校や難関大学に導いてきた。

熟語「cure A of B」の意味は?

image by iStockphoto

熟語「cure A of B」には、「AのBを治す」や「AのBを取り除く」という意味があります。cure はもともと care と同じく「世話」という意味から「治療」につながっていいますよ。詳しく見ていきましょう。

意味その1 「AのBを治す」

一つめは、「AのBを治す」という意味を説明します。言い換えると「人の病気を治す」ということです。ちょっと気分が悪いぐらいではなく、病気レベルの場合に使われます。また、けがの場合は cure は使わず別の単語を使いますが、のちほど見ていきましょう。

The doctor cured a child of a cold.
その医者が子供の風邪を治した。

Could you cure me of my disease.
私の病気を治してくれませんか。

This medicine can't cure you of the new disease.
この薬ではその新しい病気を治すことができない。

意味その2 「AのBを取り除く」

二つめは、「AのBを取り除く」という意味です。もともとの cure の「世話」という意味から、人にとってよくないものを「取り除く」という意味につながっています。具体的には、病気ではないものの悪習や悪癖を取り除く場合に使わる表現です。なお、Aが主語となり、受け身で表現することもできます。

I will cure you of the bad habit.
私があなたの悪い癖を取り除いてやろう。

You had better cure of the habit of smoking.
あなたは喫煙の習慣を取り除いたほうがよい。

She was cured of her heavy drinking.
彼女は深酒の習慣を治した。

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熟語「cure A of B」の言い換えや、似た表現は?

熟語「cure A of B」には、「heal」や「treat」などの似た表現があります。それぞれの意味は、「cure A of B」とは意味の上で、似ていながらも違いがあるので例文を交えながら確認していきましょう。

似た表現例:heal を使った似た表現

まずは、「heal」を使った似た表現からです。cure とは違って、病気よりも傷などの外傷を治す場合に使うことが多くなっています。ただし、精神病ではなく、失恋などの心の傷を癒やす場合にも使われることがありますよ。

His injuries healed completely.
彼のけがは完全に治った。

I want to heal this wound by next month.
私は来月までにこの傷を治したい。

She tries to heal a broken heart.
彼女は傷ついた心を治そうとしている。

似た表現例:treat を使った似た表現

次は、「treat」を使った似た表現です。treat は「治療する」という意味なので、一見すると「治す」と同じように思えます。しかし、もとの treat の「扱う」という意味から、治療することに焦点が当てられており、治るかどうかに焦点が当てられていないことに注意が必要です。

The dentist treated my teeth.
その歯医者は私の歯を治療した。

This medicine is used to treat to cancer.
この薬はガンを治療するために使われる。

You should treat as soon as possible.
あなたはできるだけ早く治療すべきだ。

\次のページで「熟語「cure A of B」を使いこなそう」を解説!/

熟語「cure A of B」を使いこなそう

この記事では熟語「cure A of B」の意味や使用例、他の表現での言い換えパターンを説明しました。意味においては、「病気を治す」意味合いと「悪習や悪癖を取り除く」意味合いがありましたが、同じく人によくないものをよくしていくニュアンスです。

似た表現では、病気を治す cure に対して、けがを治す heal がありました。また、治すところではなく、治療することに焦点をあてた意味で使われるのが treat です。それぞれの特徴をつかんでおき、表現の幅を広げていきましょう。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
" /> 【英語】1分でわかる!「cure A of B」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語 – Study-Z
英語の熟語

【英語】1分でわかる!「cure A of B」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語

この記事では英語の熟語「cure A of B」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「AのBを治す」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

10数年間、中高生に英語を指導しているライターヤマトススムを呼んです。一緒に「cure A of B」の意味や例文を見ていきます。

ライター/ヤマトススム

10数年の学習指導の経験があり、とくに英語と国語を得意とする。これまで生徒たちを難関高校や難関大学に導いてきた。

熟語「cure A of B」の意味は?

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熟語「cure A of B」には、「AのBを治す」や「AのBを取り除く」という意味があります。cure はもともと care と同じく「世話」という意味から「治療」につながっていいますよ。詳しく見ていきましょう。

意味その1 「AのBを治す」

一つめは、「AのBを治す」という意味を説明します。言い換えると「人の病気を治す」ということです。ちょっと気分が悪いぐらいではなく、病気レベルの場合に使われます。また、けがの場合は cure は使わず別の単語を使いますが、のちほど見ていきましょう。

The doctor cured a child of a cold.
その医者が子供の風邪を治した。

Could you cure me of my disease.
私の病気を治してくれませんか。

This medicine can’t cure you of the new disease.
この薬ではその新しい病気を治すことができない。

意味その2 「AのBを取り除く」

二つめは、「AのBを取り除く」という意味です。もともとの cure の「世話」という意味から、人にとってよくないものを「取り除く」という意味につながっています。具体的には、病気ではないものの悪習や悪癖を取り除く場合に使わる表現です。なお、Aが主語となり、受け身で表現することもできます。

I will cure you of the bad habit.
私があなたの悪い癖を取り除いてやろう。

You had better cure of the habit of smoking.
あなたは喫煙の習慣を取り除いたほうがよい。

She was cured of her heavy drinking.
彼女は深酒の習慣を治した。

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