室町時代戦国時代日本史歴史

尾張の大うつけが海道一の弓取りを打ち破った「桶狭間の戦い」を戦国通サラリーマンが5分でわかりやすく解説

義元指揮の下で大軍を率いてくる

信長は三河進出を目指していましたが、信秀が死去した際に義元に投降してしまい断念せざるを得ない状況でした。信長と義元は国境付近で争っていましたが尾張侵攻の拠点だった大高城と沓掛城を攻め落としていきます。尾張へ侵攻するための準備を行っていった義元は、いよいよ四万の軍勢を率いて尾張へ侵攻を決意。

今川軍の尾張侵攻に関しての知らせを受けると信長は、野戦を行うか籠城を行うか悩んでいたようです。この時に織田軍は総勢で三千から五千程度の兵しかいなかったため圧倒的に不利であることは分かり切っていました。軍議を何度も行っていましたがどちらにするか決まらないまま1560年6月12日3時頃にに今川先鋒隊だった家康と朝比奈泰朝が接近していることを聞き飛び起きます。

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義元が尾張へ侵攻する理由は京へ上洛するためだったようだ。

白兵戦を展開していく

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清州城にて籠城する準備を整えていないこともあり、大慌てで兵を善照寺砦に集結させていきました。五百兵は松平隊と交戦が始まり攻撃を受け、籠城していた鷲津砦は猛攻にあい潰走してしまいます。また大将として統率役を担っていた織田家家臣の佐久間氏が松平隊の攻撃により討死してしまいました。

防衛にあたっていた中嶋砦は佐々政次と千秋四郎は少人数で、奮戦しており信長が中嶋砦に向かっている情報を聞き更に士気が上がっていきます。ところが両名が単独で今川勢に突撃してしまい討死すると中嶋砦は陥落してしまいました。

優勢だった今川軍は一休み

中嶋砦が陥落する知らせを受ける前に、家臣達が反対したことで中嶋砦には向かわず一旦は善照寺砦に留まりました。中嶋砦の前方に今川軍先鋒隊が手勢を揃えていたため家臣らは、織田当主を敵陣へ突撃させたくなかったことで引き留めていたのでしょう。しかし引き留められた信長でしたが家臣の意見を押し切り急遽中嶋砦に向かって身支度を整えて、二千兵程度を率いていきました。

信長が中嶋砦へ目指したわけは今川軍の状況を把握するために向かっていたとされています。今川軍の前線を確認すると早朝からの攻撃で疲弊している松平隊と朝比奈隊。後方の今川本陣は小田軍の砦を陥落させたことで上機嫌となっていて浮足立っていました。この時に義元は桶狭間あたりに本隊を移動させている途中に天候が崩れてきたため、兵を休息させていきます。

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義元と信長が直接対峙した場所は桶狭間であることは間違いないのだが、桶狭間がどこなのかはっきりと分かっていないようだな。

天候のおかげで織田軍は義元に気づかれなくて済んだ

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状況を確認した信長は今川本陣を側面から攻撃するべく、扇川と手越川を渡り移動していきました。突然大雨が降り注いできたと思われましたが、時がたつにつれ雹が天から降り注ぎ前方が見えないほどの悪天候となります。運が良かったことは織田軍の後方から斜めに降ってきていたので、前方へ進む分には問題がありませんでした。

この悪天候の中で進軍していけば、義元本隊に気づかれないことに加え甲冑などの音を消すことも出来ると考えた信長は兵を鼓舞し士気を上げ義元本隊まで兵を進めていきます。やがて天候が回復すると義元本隊が見えたため信長の大声により織田軍が今川軍へ奇襲攻撃をしていきました。

対する今川軍は戦況が優勢になっていることと悪天候だったことで、油断しており兵が混乱していきます。義元本隊は五千程度であり数的有利ではありましたが、自軍の混乱状態を立て直しを図ろうとするも乱戦となってしまい戦うのが手一杯の状況でした。

撤退を試みた義元だったが

乱戦となり輿に乗っていた義元でしたが、三百騎の織田勢が押し寄せてきましたので輿を捨て馬に乗り換えて戦場から撤退しようとしていきました。しかし織田勢の度重なる猛攻により周囲の兵が減っていき信長の馬廻り衆に追いつかれてしまいます。

織田軍の服部一忠が一番槍として、義元の体に傷をつけましたが義元からの反撃にあい膝を切られてしまいその場で倒れ込んでしまいました。そこに助太刀に入ってきた毛利良勝が義元目掛けて刀を振るうと義元も必死に防御していくも織田勢の攻撃により疲労が見え始めてきた義元。次第に良勝が優勢となり義元の首に刀を振りかざそうとした瞬間に、義元が良勝の左指に噛みつき食いちぎったものの良勝の刀によって義元の首が胴から切り離されました。

\次のページで「義元が討たれ今川氏の勢力縮小」を解説!/

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